ロボットは心を持つ可能性があるか?
ロボットは知能を持ち、学習することができるか?
ロボットは人間と協調することができるか?
そのような問いが、ロボット研究の主要なテーマである。
ロボットを動かすためには、動力とプログラミングが必要である。
つまり、ロボットは外部電源が必要であり、
全てプログラムにより決められた動きしかできないのである。
「チューリング・テスト」や「中国語の部屋」といった思考実験を引用するまでもない。
ロボットが見かけ上、思考し、判断を下しているといっても、
プログラム通りに動いているだけである。
ならば、自らプログラムを書き換えるロボットは、自ら思考し学習しているといえるだろうか?
つまり、外界からの情報を知覚し、
既存の知識や経験と照らし合わせることで認識したり、知識を修正するロボットのことである。
人間のボトムアップ的処理とトップダウン的処理を行うようなロボットならば、
人間のような思考ができているといえなくもない。
しかし、そもそも、そのようなロボットは必要なのだろうか?
例えば、人の痛みを理解したり、芸術作品を美しいと感じたり、
悩んだり、恥を感じたりするロボットがいたとして、ロボットがそんなことをする必要がどこにあろうか?
人間を研究したいなら、人間を対象にすればよい。
もともと、ロボットには摂食行為も生殖行為も排泄行為も必要ないのだ。
その時点で人間と同じではないのである。
アフロダイAの、おっぱいミサイルだけで十分だ。
人間に似せてエヴァを作る必要はない。
要は、人間にできることは人間が行えばよく、
ロボットにしか出来ないことだけをロボットに行わせればよいと考える。
[今回の参考文献]
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