学食をよく利用する。
学食は安くて栄養素のバランスがいいので、男性の一人暮らしには心強い味方となる。
うちの大学の学食メニューには、「西郊の森(さいこうのもり)」というものがある。
ちなみに400円だ。
「西郊の森」の食券を購入し、カウンターに出すと、学食のおばちゃんが飯を出してくれる。
その際、おばちゃんの中に「西郊ですか?」とたまに聞いてくる人がいる。
食券を出しているのだから、わざわざ聞いてくる意味がわからないが「西郊です」と答える。
この会話は、平仮名変換すると「さいこうですか?」、「さいこうです」というものになる。
勘のいい人は、すでにお気づきかもしれない。
そう、イントネーションこそ違うが、この会話をはたから聞いていると、
「最高ですか?」、「最高です」となってしまう。
これでは、かつての某宗教集団の教祖と信者の会話に聞こえてしまうのだ。
学食で怪しい会話が行われているという事実・・・
意識しないで使う言葉には、いつも危険が付き纏う。