「S(サディスト)ですか?M(マゾヒスト)ですか?」
という質問を会話の取っ掛かりとして頻繁に使用する。
これは、私の中で血液型と並び、可もなく不可もないし当たり障りもないが、
まぁまぁ盛り上がる話題として位置づけられている。
もちろん、話題をふる相手は選びますけども。
サディズムとは、
他者を精神的・肉体的に虐げることによって満足を得る性的倒錯である。
また、マゾヒズムとは
他者から身体的・精神的な虐待・苦痛を受けることによって満足を得る性的倒錯である。
ある変態によると、人間はサディズムとマゾヒズムのどちらかに偏ることはないという。
完全に偏っている人間は、かなり壊れているらしい。
これが本当だとすると、ドSとかドMという表現は、あまり適切ではないようだ。
また、「Sですか?Mですか?」という質問も改めなくてはならない。
「S寄りですか?M寄りですか?」という表現が適切なようだ。
しかし、そもそもSとMという性質が、
同じ数直線上に位置づけられるような1次元的なものなのかは、疑問が残るところである。
誰しもSという性質とMという性質を兼ね備えているように思えるからだ。
まるで、心理的両性具有のアニムスとアニマのようにである。
やはり私は、SとMの両方の性質を兼ね備えているように思う。
人をいじめるのが大好きだった。
ある友人から「遠距離恋愛は究極の放置プレーだ」と聞かされ、遠距離恋愛における放置プレーを身につけた。
しかし、それをある女の子に話したら、本気で説教されました。
一方、筋トレで自分の体をいじめ抜くことに快感を覚えてしまう。
ゼミの先生に言われる何気ないがきつい一言は、ある種の楽しみと化している。
だが、恐らくムチで叩かれたらキレるでしょう。
蝋を垂らされたらキレるでしょう。
それはそれとして。
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