晩年、家康公は駿府に城を構え、大御所政治を執り行なったのはよく知られるところですが、
ここには三国一を誇る山が有り、趣味の鷹狩りができて、美保の(松原で採れる美味しい)茄子もある。その3つが揃った駿河国をたいそう好んだと。
それが『一富士 二鷹 三茄子』の言われだとかなんとか(諸説有り)
そんな縁起の良い話を、日本屈指のパワースポット『久能山東照宮』の初詣へ向かうロープウェイ内で聞いた濡れ頭巾ちゃんですが
現代版の駿河名物(縁起物)といえば『しきじ、大石、文田』で間違いないでしょう
ところで当ブログでは、サウナしきじはもちろん、大石商店のことも何度も紹介していますが、野茂英雄や太田和彦、ゆうこすなど各界のレジェンドも訪れるその酒場の魅力はズバリ『自由と寛容』。
魚屋の店頭からおかずを、酒屋の冷蔵庫からビールをそれぞれ勝手に持ってきて、店主の孫が遊んでいる土間に上がりこんで一緒にテレビ観ながらテキトーに呑む。
うひょーーたまらん
同じことは、文田商店にも言えるんですよねー。1本100円のホルモンおでん(セルフサービス)やチャンジャをちびちびつまみながら濃い目のレモンサワーを
味はもちろん最高に旨いんだけど、店と客の寛容さが醸し出す、自由な雰囲気が心地いいんだよね
あとサウナしきじ近く、石田街道しずぎんの隣にある『じじっく』も超絶にゆる〜くて居心地抜群
みて、この看板の書体を
自由と寛容をこれほど表現できるデザイナーや書家はそうそういないよ
自由と寛容さには、同時に義務と責任が生じるんだよとマスターは無言で語りかけてくるようです。
あ、そんなこと全く考えてないか