『ジャイアント馬場の水平チョップを受け、観客席につばを飛ばす』

お決まりのパフォーマンスを、伝統芸まで昇華させた?プロレスラー 永源遙さんがお亡くなりになりました。謹んでお悔やみ申し上げます。 

倒れた場所が「都内のサウナ店」だったと報じられたことで、なんとなく「サウナは怖い」「サウナは危険」みたいなムードになっていることに違和感をもつ濡れ頭巾ちゃんは、一言申し上げたいと思います。

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地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所がおこなった調査では、
年間 約 17,000 人(うち高齢者は8割を超える約14,000人) がヒートショックに関連した入浴中に急死をしたと推計。
との報告があります。

また、首まで湯につかる入浴では、水圧の関係で心臓にかなりの無理がかかり危険だともいわれています。(湯に肩までつかった時、体の表面積全体では、500キログラム〜1トンもの水圧がかかる)

一方、サウナについても、水圧リスクがないものの、風呂入浴と同様のヒートショックリスクがあるものと容易に想像できます。

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つまりサウナに限らず、(お風呂の)入浴そのものが、特に高齢者や心疾患がある方に、急な血圧変動によるヒートショックが起こるリスクがある。ということなんだと思います。


では、交通事故死亡(年間約4400 人)の3倍以上ものリスクがある「入浴」をなぜ止めないんでしょうか???

それは、入浴による疲労回復、美肌、免疫力UP、清浄、ストレス解消、睡眠・冷え性改善などなど、山ほどの健康効果や心地よさがリスクを大きく上回ると各人が考えるから。

サウナでいうと、『ととのったー!』という悦びがリスクを上回るわけですね。

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ちなみに、サウナに定期的に通っている男性は、それほど頻繁に行かない男性に比べて長生きし突然の心臓発作で死亡する確率も低いとの
研究論文もあります。

どちらにしても、ことさらサウナだけが危険!といったイメージは間違っていると強く言いたい!

だってさー、そんなにサウナがキケンだったら、フィンランド人はすでに絶滅してるんじゃないの??