松井さんは毎日サウナに入っているからお肌つやつやでピカピカ。とても64歳にはみえないよね叫びサウナーに美肌はつきものですが、それにしても若いにひひ

特に彼が率いるフィンランドサウナジャパン社(以下FSJ)製のサウナは、高湿度設計が特長なので毎日美顔器に入っているようなカンジなのかもアップ


前回からのつづき)

松井)
そうそう。
ぼくは30すぎまで貿易の仕事で世界中を飛び回っていたんだけど、三ヶ日でみかんのブランド化をやろうということで戻ってきたんですよ。

でもみかんの仕事をしながら、やっぱりサウナが好きで旅行も好きだったから日本全国はもちろんヨーロッパ中のサウナに入りまくっていたんです。
それでフィンランドで本場のサウナに出会ったんですよ。それがサウナの仕事をするきっかけですかねー。


ー(うひょーアップサウナーの大先輩だ音譜
ワタクシもフィンランドでサウナ観というか人生観が変わったひとりなんですけど、どんな風に思ったんですか?


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松井)
フィンランドではごく普通の家庭でも家にサウナがある。それから湖畔のログハウス別荘にもサウナがあって自分の家がそのままリゾートになっているんです。

こんな素晴らしい世界があったんだと感動したんですよ。この「マイハウス リゾート」というライフスタイルを、 日本の家庭でも普及させたいと思ってこの仕事をはじめたんです。

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ー(キモチわかりまーす!!)
なるほど、マイハウスリゾート!いい言葉ですね。昨年ヘルシンキにあるサウナセウラという会員制のサウナサロンに行ってきたのですがまさに夢のリゾートでしたね音譜

ただサウナに入ってバルト海でクールダウン、その後ベンチで休憩。この繰り返ししかしていないんですけど、思い出すだけでととのちゃいますクラッカー

松井さんの理想のサウナってどんなものですか?


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松井)
サウナの理想はなんといってもスモークサウナですね

薪を焚いて石をやき、その煙と熱で木づくりのサウナ室を十分にあたためて、煙やススを洗い流してからサウナに入る。輻射熱が充満したところでサウナストーンに水をかけてやわらかなロウリュを楽しむ。シンプルなんだけど、すべてが自然の中で完結する。


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ー(このひとわかってるなグッド!
同感です!ところでFSJの製品はフィンランドから輸入しているんですかはてなマーク


松井)
当初はフィンランドから輸入していたのですが自分で納得のいくサウナを納めるためにいまではすべて自社で製作しています。

とくにサウナ室内につかう木材に関しては
なるべく地元の木を使うようにしているんです。

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ー地元の木??それは何か理由があるんですか??


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松井)
北欧産のスプルースとか南アフリカ産など外国の木を削っているとね。その手触りというか、切っているカンジというか、なんとなくしっくりこないんです。

生まれ育った土地の木って触ってるだけで落ち着くんですよ。

それで天竜のヒノキとか茶室で使うような杉でサウナを作ってみるとやわらかくまったりとしたサウナができるんです。
ついこないだは青森県のお客様に青森産ヒバのサウナを納品したんですよ。やっぱり喜ばれましたね。


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ー(ヒノキのサウナ!入ってみたいラブラブ
かなりのこだわりですね。確かにサウナで自然と一体化するためには生まれ育った土地のものを使うのが一番いいでしょうからね音譜

ところで、ワタクシはジェクサー新宿のサウナが大好きなんですけどどうしてあんなにととのうんですかはてなマーク

息苦しさが全くないし、温度と湿度のバランスもいい。スモークサウナまでとはいいませんがかなり良い仕上がりですよね?

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(松井)
ありがとうございます。ジェクサーさんの場合は、毎回ご指名をいただいて納品しているのですが、ポイントはいかに自然対流で前室、つまり浴室の湿った空気をうまく引っ張ってこれるかが勝負なんです。あと下地づくりも大切ですね。

最近、よくサウナリニューアルのお仕事もご依頼いただくのですが、下地をしっかり作っていないために結露を起こしたり、ただ熱いだけのサウナになっていることも多いんですよ。見栄えとカタチだけをつくることは誰にでも出来るのですが、しっかりとしたサウナをつくるためには、みえない下地など細部にこそ手間をかけなければいけないんです。

そうしないとサウナに魂が入らないんです。


ー(うひょーー!)
魂ですかあせるたしかにsoulのないサウナって、薄っぺらいJ-POPみたいですもんね。
スーパー銭湯によくありがちですけど、たくさんの人が入るために無理矢理タワー式にしてみたり、効率を求めすぎてととのわないケースがありますねドクロ


(松井)
他社にまけないハードを用意しようとするんだけど、ソフトのことまで考えることができていない施設もありますよね。

例えばジムのサウナでも運動好きな方、特にアスリートとサウナは切っても切れない関係なんです。運動後はサウナ・水風呂・外気浴で真のリラックスを求める。そこで換気がよくて温湿バランスが良いサウナができたら、満足度が高まり毎日でも通いたくなる。そういうものだと思いますよ。

企業はコストバリューを求めますから効率を求めるのは仕方がないとはおもいます。でも、限られた予算の中でも魂の入ったサウナができるはずなんですよ。そのためには、
サウナを主体にして浴室を考えることが大切だと思います!

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ーサウナを主体に(中心)に考えるというのは、サウナーの基本ですよね。ワタクシもサウナ施設に最も必要なものは「サウナ愛」だと思っています。

次回はぜひ長野の薪サウナに入りにいきたいです。今日はありがとうございました!


<サ談会を終えて>
松井さん率いるFSJが作るサウナにはSoulがありますグッド!
素材や下地に至るまでのハンパないこだわりと、絶妙な温湿度と換気バランスを実現する計算されつくした設計。
なにより、彼自身のサウナ愛がわれわれをととのわせてくれるだと感じましたクラッカー