2009-08-08 16:47横濱俳句倶楽部ほのぼのとから
暑中見舞いを書くイトマも無く、もう立秋ですね。
心なしか、朝晩吹く風の中に
ひんやりとした空気が漂っているように思えます。
そんな頼りない秋風の中
人間を辞めて出奔した女優さん
何処にいっちゃったんでしょうね。
横浜に育った私なんぞ
大量の下着や服と聞いて、
ふと、もしかして、お船に乗って遠い国に?
なんて思ったりします。
横浜の港町あたりの路線バスに乗ると
時折、薬物中毒の後遺症らしき人を見ることがあるので
完全に人間を辞める前に逮捕状が出たのは、
彼女にとって、本当の意味で救いの神だと思うので
早く自首して欲しいですね。
外国に行っちゃった場合は
そこで時効の期限は停止されて
その代わりに
国際警察刑事機構に委ねられて
生涯犯罪者として怯えて暮らすことになるんでしょうから。
子どもの頃、元東大出身の
某有名新聞社の記者だったという人が、
戦地に記者として赴いた際に罹った
マラリアの恐怖から逃れるためにヒロポン中毒になって
廃人になり、通っていた病院の近くの溝に顔を漬けたまま
亡くなったと聞きました。
叔父の船舶会社で、英語と中国語の翻訳をしていた人でした。
薬にさえ手を染めなければ
どれだけ輝かしい未来があったことでしょう。
亡くなったときは、40代半ばだったそうですけど
目が見えなくなり、呂律も回らなくなり、
足も不自由になり、当時の私には
70代のお年寄のように見えました。
薬物に手を出すというのは
自分自身を心身ともに廃人にするということです。
そういう意味での
社会貢献は果たされたことになるのでしょうか。
過去、麻薬・覚せい剤乱用防止センターの
麻薬撲滅キャンペーンに、ゲストとして参加していた
彼女にとっては皮肉な結果ではありましょうけど。
ところで、港で働く叔父の一人から
こんな注意を受けたことがありました。
薬について、錠剤でも、カプセルでも、粉薬でも
一緒に暮らす親兄弟以外の人から
貰ったものは、絶対に飲んではいけないと。
例えば、風邪を引いてるんだけど
頭痛がするんだけど
という理由があっても。
その理由を知ったのは、なんと
閑静な住宅街と称される町に住んでいたときのことです。
息子の幼稚園の同級生のお母さんから
栄養剤といわれて、白い錠剤をよこされたのですが、
叔父の言葉を思い出した私は、断りました。
それから数年後、そのお母さんと
同じ町内のご婦人方数人が、主婦売春で捕まったのです。
何故売春をしたか。
薬が欲しかったから。
その薬の売買の仲介をしていたのは
隣町の店主。
事実を知って、私は、ムンクの叫びのように驚きました。
あの薬をもし飲んでいたら
私はいったいどうなっていたかを
示したともいえるわけですから
主婦仲間の方達は、いつの間にか
家族ともども転居してしまいました。
今思い出しても心が凍るような話
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私のパソコンの老化なのか、容量不足なのか
ブログを書き溜めていたワードが開けなくなった
手許に残してある古いパソコンを
開けば保存してあるのだけど
押し入れの奥の、どこかから出してくるのも
探すのも、
この暑さの中では、かなり面倒でもあるので
秋になり、涼しくなるまで
明日からは新しい今日の日を探してみようと思う
居なくなられた女優さんは、星の金貨の人
余りにも清楚なイメージが有ったので
ニュースを聞いたときは驚いたが
私自身が幼い頃から知っている方々が
芸能界で生きる中で
薬に手を染めたことが有って
その理由を聞くと、共通した言葉に
恐怖心というものが有ったのを思い出す
その恐怖は、ある種の同調圧力
だから、宗教家、薬か、お酒に走る
普通の生活をしている人からすれば言い訳に過ぎない
しかし、ヒットが出ない、役を貰えない
番組に呼んで貰えない
その恐怖は
華やかな世界を知った後では
想像を絶する恐怖になると
そんな時に潜みよって来る甘い言葉と薬物
一度その輪に加わると
再び離れた時の恐怖を思い
抜けることが出来なくなる
要するに、キノコ盗った山は忘れない
ということなのだろう
昔、港のおじさん達がビルを建てて
そのビルの名をポン友と名付けたら
浜の偉い人に強か叱られて
私の名前を付けるというので
それは嫌だと言ったら、違う女性の名になり
そのビルの前を通るたびに、断ってよかったと思っている
そんな街柄なのか、この町内には
精神科医がサポートする介護施設があるとか
思えば認知症は脳を病むわけで
ある意味精神疾患でもあるのだから
正常な人の想像を超えた行動もとる訳で
以前、夫の施設から夫が通う診療所への同行を求められて
その時に、夫と共に来た、もう一人の利用者さんを残して
施設の人が帰ってしまって
一時間ほど私が看ることになったのだが
常に大きな声を発し
オムツに手を差し込んでを外したがり
その一時間、ずっと声をかけて
注意喚起していたことが有った
施設の人は毎日この状態に対峙しているのだと思うと
ため息しか出なかった
先日も書いたが
頑是ない乳幼児であれば
その子にとって危険なことを
排除するために
時にはハーネスとか
爪で顔を搔かないような手袋をしたり出来るが
認知症の人に対して同じことをすると虐待になると
認知症は元々精神科の診察により定められるもの
そのある種精神疾患のある人を
正常の高齢者と同等に看護するということ自体
間違っているように思う
そしてまた
薬物で有れば自分の意志で止めることは可能だが
重度を増した認知症の人の動きは
自分自身で制御出来るものでなく
高齢化社会、人口の何%が認知症を発症する
というのであれば
その対処についても大きく改めて行って欲しいと思う
いつか自分が認知症になり
正常なときの自己の思いとは関係なく
誰かを傷つけたりしたらと思うと
ただ只管心が重くなる