恐竜 | ミナミのブログ

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のんびり、、まったり

 2003/04/17 (Thu)Yahooブログから 

 

 

環状二号線を抜けて、新横浜の方に向かうと、

右側に恐竜が見える。

 

全部で55頭いるのだそうだが、まだ実際には見たことがない。

 

今日(4月17日)は、1923年(大正12年)に、

アメリカの動物学者ロイ・チャップマン・アンドルーズが

ゴビ砂漠へ向けて北京を出発した日だそうだ。

 

そして、この日から五年間で

砂漠の中に、恐竜の卵25個を見つけ出し、

そのことによって、恐竜の研究は大いに進んだそうだ。

 

と、いうことで、今日(4月17日)は恐竜の日なのだそうだ。

 

大正12年とは、9月1日に、関東大震災のあった年。

 

宮沢賢治はこの年に27歳になり、童話原稿を

「婦人画報」と

月間絵本「コドモノクニ」に持っていったのだが

断られたとある。

 

そして、その翌年、注文の多い店という童話を

自費出版させたのだとか。

 

結局、彼が生涯で受け取った原稿料は、雪渡り、

という題で書かれた童話の代金、5円だけだったそうだ。

 

賢治は、童話を婦人画報に持ち込んだ10年後、

37歳で亡くなる。

 

しかし、その37年の生涯で書いた文字は膨大なものだ。

 

その上、彼の哲学は、今も、延々と、生きる人に影響を与えている。

 

地球の歴史で、恐竜が活動していたのは、どのくらいの年月だったのだろう。

 

そして、何故、突然絶えたのだろうか。

 

賢治の残した文章と、恐竜の残した卵。

 

どちらも、本当は教えてもらえないが、それでも、何か、を感じさせてくれる。

 

賢治は、春と修羅の冒頭にこのように書いている。

 

『私は、万象を変化させる永劫の根元的力によって明滅する有限な照明である。』

 

人間も、地球の自転の流れの中で生息している。

 

全て、自然の流れの中で生き、そして死に、時には絶え、時には生み出されていくのだろう。

 

そして、その瞬間は常に訪れている。

 

そう思うと、命のある時間を大切にして、人生を楽しみたいと思う。滅多に出来ない経験が出来そうな気がするから。

 

今日、大手百貨店の大丸は

現社長(63)が

会長兼最高経営責任者(CEO)に就任し、後任の

社長兼最高執行責任者(COO)として

同グループ本社百貨店事業本部

商品ネットワーク推進部長(52)を

抜てきする人事を発表した。

というニュースを読んだ。

 

今期、純損益は前期の191億円の赤字から、51億円の黒字となったそうだ。

 

見出しは、社長に部長を抜擢、とあった。

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息子が小学生の頃に

お母さんが子どもの頃は恐竜がいたのか

と聞かれたことが有った

 

一瞬、へ?と思ったが、実際の話を言えば

子どもにしてみれば自分がまれる前に親が生きた世界など、恐竜がいた世界と然程変わりはなさそうだ

 

今日、この恐竜のことを思い出したのは

割と新しい時代の情報に長けていたつもりの

自分には

全く理解できない話を聞いたから

 

誰かとの待ち合わせに

九時十分前というと

今の時代の人は九時十分より前

というふうにとるというのだ

 

九時十分前を八時五十分と取る人と

九時十分より前と取る人では

二十分のタイムラグが生じる訳で

 

今の時代の二十分は山手線でいうと

四本逃してしまうことになり

 

スタバ辺りで待つとなると

飲み物も飲み終えて、後ろで待つ人に

気まずい思いをしなければならない

 

そこまでの喩えでなくても

アポイントを取った仕事相手に二十分

待たせるというのは、途中で送れる理由を入れない限り相当拙いことになりそうだ

 

時には信用を無くし

仕事も失うかもしれない

 

しかしそれは私自身が彼らの思う

恐竜の時代を経験しているからであって

 

今の時代はたとえ遅れたとしても

lineでのやり取りも出来る訳で

そのlineでの資料のやり取りさえ

可能になりつつある

 

見たいテレビにしても、録画なり

ネットによるアプリで

いつでも見ることが出来る

 

そういう時代の子にとっての10分を

話したところで

あまり興味を惹くことも無いのかもしれない

 

そしてまた、時間に対する認識は

もう一歩進歩して

新しいフェーズに入っているのかもしれない

 

思えばバブルと言われた頃

約800万の人が一斉に成人した時代には

マンパワーというものが絶対で有ったけれど

今の時代の若者は

おそらく後30年もすれば

日本の総人口は一億三千万から

確実に減少して、一億を割り込む時が

来るかも知れない

 

もっとも恐竜時代の新聞の見出しとて

社長に部長を抜擢

などと、分かるような分からないような

ものであり

 

その恐竜時代より

もっと古い時代から有り続ける

1905年創刊の婦人画報さえ

かの宮沢賢治の才能を見出すことが

出来なかったのだから

人間の能力など元々

そんなものなのかもしれない