蛙 | ミナミのブログ

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のんびり、、まったり

昨日帰宅した娘が家の外で悲鳴を上げていたので

びっくりして出てみたら

足許に20センチほどの蛙がいた

種類は通称イボ蛙と呼ばれるツチガエルのようなのだが

スマホで調べるとレッドリストに載っている、らしい

そんな大それた生き物を捕獲したりしたらよくないので

溜池のあるお隣のお宅にフェンスの間からそっとお返しした

 

蛙といえば息子が高校生になった頃

学校の帰りに仲の良い友達とその弟と出会ったとかで

二人ともに制服で、お友達の年の離れた弟を連れて近くの田んぼに行き

大量のカエルの卵を持って帰り、それをお友達の家の池に放ったことがあった

 

何日かして、そこのご主人から、卵が大量のお玉杓子になったと言ってきた

半分は我が息子の責任だから、家に来てお玉杓子を持って行ってくれと

 

その時居合わせた友人が

そのうち足が生えて居なくなるから大丈夫というので

私はその通りに答えた

 

ご主人はホントかよ、と疑いの声をしていたが

それ以降何のクレームも無かったので足が生えて居なくなったか

息子とその友人に田んぼに返しに行かせたのだと思う

 

蛙というと、京の蛙と大阪の蛙の話があり

どちらの蛙も互いの町が羨ましくなり

天王山のてっぺんでお互い伸びをしたら、自分の住んでいた町と

変わらなかったので、それぞれ来た道を帰るという話があるが

蛙の目玉は立ち上がると後ろしか見えず、結局自分の町を見て

帰って行った、という話を思い出すが

蛙という生き物は、動いているもの以外は見えないらしい

 

それを喩えに認知行動についての論説を書いた人がいた

蛙は動いているものしか見えない、という結論から

物事は認知したこと以外起きていない、という説だったと思う

 

所謂知らぬが仏

娘も蛙が目に入らなければ驚くことは無かったということなんだと思う

 

最近覚えた言葉に蛙化現象というものがあるが

てっきり、ネットで見かけるネットに載ってないことは起きてないと主張する

話かと思ったら、好きになった人のダサい場面を見たら一気に褪めるという

蛙から王子様になったキラキラな人が蛙だった、というような話

 

これって、流行りではなく、私が若い頃だから半世紀くらい前から有った

もしかするとずっと昔からあったかもしれない

 

キラキラと輝いて見えた子が何かの折に一瞬でダサく見えて褪めてしまう

女性や若い人に限ったことではなく

素晴らしいと思っていた人が箸を爪楊枝代わりにしていたりするのを

見るとその人への畏敬の念まで一瞬に消えてしまう

 

などと思いながら、ネットで蛙化を検索したら

king&Princeの高橋海人君が例に書かれていた

キラキラな舞台衣装にあこがれて付き合ったら、普通のシャツで来て醒めた、と

King&Princeの青年たちならどんな格好でも醒めてしまうことは無いと思うのだが

 

蛙の季語を調べると春と有り

蛙の鳴き声は二十四節気の立夏とあり

二十七候の蛙始鳴(カワズ初めて鳴く)として、夏の季語になる