最近、歯科医は分業するようで、先日近くの歯医者さんにいったら、三枚のパンフレットを渡されて、この中のどれかで抜歯して貰って下さいと言われた。
一枚目は我が家の近くのバス停からバス一本で行かれる総合病院。ここには夫を連れていったことがあり。
二枚目は三つ隣の駅から送迎バスが出ている総合病院。
三枚目は少し歩きます、と、お勧めで無いよう。
で、私は二枚目の三つ隣の駅を選んだ。
紹介状を頂き、初めてその病院に行くと、スタッフの方達の目が全員微笑んでいるように見える。
そのせいか初めての場所なのに緊張しない。
患者さんもまた穏やか。
診察室に行くと、先生もまた丁寧に言葉を重ねて、患者である私を緊張させない。
そのせいか、あれ程杞憂していた治療もそれ程辛くなく、痛くも無かった気がする。
私は今日、予約無しで行ったので、診察は予約者の後になるが、予約の患者さんが途切れた間に初診をしてくれ、その後、予約の患者さんが終わりかけたときに、今日の最後に気になっている歯を治療してくれるとのこと。
午前九時に入り、私の施術が終わったのは午後二時に近く。
それなのに外で会計を待つ私に、お疲れさまでしたねと声をかけてくれる。
たぶん年齢は息子と変わらないと思う。
私の生い立ちの中で一番素晴らしい病院。
こんなことを書いたのがバレると明日行く、本日も休診の見川鯛山先生の実写版のような先生に叱られそうだが。
この"見川先生"はたぶんあまり診察が好きでは無いようで、五分も患者と会話したくなくて、ちょっとでも患者が途切れると対面にある自宅に帰ってしまうのが診療所の入り口に揃えた白いサンダルで分かってしまうのです。