2023/09/26 | ミナミのブログ

ミナミのブログ

のんびり、、まったり

郵便局までの道を歩いていると爽やかな秋風の匂いがする。
道にはギザキザの影が落ちて、低空飛行する烏の影がそのギザギザを掠めていき、黒の濃淡が楽しい。
午前九時を過ぎると子ども達はそれぞれに納まったらしく、
道には公園に急ぐゲートボールチームの一団の他には誰も見当たらない。
千代紙柄の日傘を挿して、暫く呑気に歩いていると左の道から男性が一人現れた。
この先の車一台がやっとの道を早く過ぎようと急ぎ足で歩くと、件の男性も向こう側で急ぎ足になった。暫く微妙なデッドヒートを繰り返し、郵便局の手前の信号で並んだ。
信号が青になると、彼が一足先に横断歩道を渡りきり、郵便局の自動ドアの前でちらっと振り向くと、ニヤッと笑った。
瞬間、ムカッと来たけど、近くの小学校から子ども達の賑やかな声がして、ああ運動会の季節かと、変な納得をした。
局での私の用事は書留を出すだけ。
彼は番号札を片手に列に並んでる。
目が合ったので、会釈をして出てきた。
帰り道の足の軽かったこと。