海王丸出航海王丸がホノルルに出航する場面と遭遇しました。 見送りに集まった大勢の人たちの後ろで、そっと涙をぬぐうお母さんらしき方と、 マストの上から ごきげんよう、と帽子を振る若者達の姿に 壷井栄の小説の一節の、十七、八が二度候かよ、という言葉を思い出しました。 マストの一番上 女の子も そしてベイブリッジの向こうへ