とても残念というか、悲しいことに、ツイッターに
『百虎隊』と書かれた政治家の方がおられました。
白虎隊とは戊辰戦争で戦った、会津藩の少年兵のことです。
会津藩では、元服を終えた年頃(十五)から三十代までを朱雀隊、
三十後半から四十代を青竜隊として、主力で戦うのですが、
新政府軍に対して力及ばず、終いには50歳以上の玄武隊、
そして、十代の若者が白虎隊として出撃したのです。
が、結局飯盛山で自決するに至ってしまうという、とても悲しいお話です。
歴史の本には、一番若い少年で十三歳とありますが、
これは当時でのこと、
現代の満年齢でいえば、十一歳の少年もいたのです。
その少年が戦争に負けた責任を取り自刃(じじん)するのです。
白虎隊が自決した飯盛山(いいもりやま)には
年間200万もの人が訪れて、
彼らの死を悼んでいるそうです。
白虎隊とは、会津の人たちにとって、
魂の源流にもなる若者たちでもあるのだろうと思います。
白虎隊が自決したのは、いいもりやま、です。
めしもりやま、だと、長野県の山になってしまいます。