伊達なお散歩~伊達な書籍『伊達政宗と時代劇メディア』~ | 杜の都のすずめのお宿

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お着物,刀剣,武将隊や宮城の魅力などについてのいろいろ。

2014年に仙台市博物館で開催された時代考証学会のフォーラム「伊達政宗と時代劇メディア-地域の歴史・文化を描き,伝えること-」が書籍化していました。

フォーラムのときからさらにコラムや資料が増えていて,充実した一冊になっています。


こちらのホームページから取り寄せが可能です。
http://www.konp.co.jp/pub/products/detail.php?product_id=25
A5判 226ページで1,080円はお得です♪


歴史上の人物は現代に生きる私達は誰も知らない,会ったことがない存在。
演出家,行政,ガイドなど様々な立場の方々がそれぞれのアプローチ方法で伊達政宗公という人物を描き,伝えていらっしゃいます。

 

**内容*****************************
◆政宗を読み直す -メディア,通説の政宗像と実像のギャップ-
仙台市博物館主幹兼学芸普及室長 菅野正道さん

 

◆政宗を描くって大変! -制約から始まる可能性-
(有)まちのほこり研究室代表取締役,宮城学院女子大学非常勤講師 千葉真弓さん

 

◆二つの独眼竜
フリーディレクター(NHKディレクター時代にNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』を担当) 吉村芳之さん

 

◆伊達政宗を取り上げた時代劇メディアの変遷
東海大学文学部歴史学科日本先行非常勤講師(NHK大河ドラマ『花燃ゆ』担当)神谷大介さん

 

◆伊達政宗公と仙台市の観光について
仙台市市民局地域政策課長 小山裕行さん

 

◆市民が伝える伊達政宗 -瑞鳳殿ガイドの会の活動を通じて-
瑞鳳殿ガイドの会会長 松葉徳壽さん

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千葉真弓先生が河北新報のかほピョンこども新聞で連載されている「独眼竜政宗」はウェブでも見ることができます。
http://blog.kahoku.co.jp/dokuganryu-masamune/

 

フォーラムを聴講した際に印象的だった言葉があります。
「政宗は神ではない。良いところも悪いところも含めて人間的魅力溢れる人物。その魅力を伝えていきたい。」
400年前から語り継がれてきた理由はそこにあるのではないかと思いました。

 

2017年は仙台藩祖伊達政宗公生誕450年の記念すべき年。
記念事業の「政宗ワールド」プロジェクト http://masamuneworld.jp/ も発足し,今後がますます楽しみです( ´艸`)