でもご紹介させていただいた第13回「月の松島」in観瀾亭に行ってきました。
月見御殿の異名を持つ観瀾亭で月を眺めながら琵琶の演奏を聞くという催しですが,私が訪れた日は生憎の雨でした。
弦が湿度の影響を受けやすい絹でできているとのことで,演奏者の方々は大変だったことと思います。
それでも,「雨奇晴好」(意:「雨奇」雨のときに抜きん出て素晴らしい。「晴好」晴れのときに美しい。→晴れても雨でも,どちらでも趣深く素晴らしい。)といわれるように雨音と共に聞く琵琶の調べも幻想的でした。
普段はふすまで仕切ってある二間を繋げた会場でお抹茶をいただきながらしばし時を忘れて幽玄の世界へ。

〔奥の間には国指定の有形文化財である障壁画(撮影禁止)があるので会場全体は映せませんが,スタッフさんに確認したところ演奏者側は撮影可能とのこと〕
▼月見にあわせてうさぎのお菓子という心配り
