今回は、PCビジョンで環境構築するとした場合の、
カメラの選定について説明していきます。
さて、復習ですが、
PCビジョンというのは、
カメラやレンズ、ケーブル、PCまで、
色々自分で選定する仕組みのことでした。
この場合、
カメラの選定は何を選んでもOKです。
まずはインターフェースが色々あるので、
ベストな仕組みから検討していきましょう。
産業用カメラには、
インターフェースで大きく分けて5種類あります。
1:USBカメラ
2:GigEカメラ(ギグイー)
3:カメラリンクカメラ
4:Coaxカメラ(コアックス)
5:10GigEカメラ(テンギグイー)
この中で、現在の主流は1と2、そして+3というイメージです。
過去からの作り込まれた仕組みを使用している
装置メーカーなどは、安定性、実績を優先し、
3のカメラリンクを使用するケースが多いです。
ただ、カメラリンクの場合は、
画像を取り込むためのボード(フレームグラバー)が
必要になります。
このフレームグラバーが10万弱、ケーブルが数万したりするので、
カメラ以外のコストがかさむのがネックです。
ただし、画像の取り込みまではボードがやってくれるので、
ラインカメラなどのアプリケーションだと、
取り込みする画像量も増えるため、逆に有利に働きます。
一方、エリアカメラの新規の選定については、
1か2のUSBかGigEで選定する人が増えてきました。
なぜなら、カメラリンクと違って、
これらのカメラはボードレスでPCに画像を取り込めるからです。
過去、カメラリンク派から、
GigEはそもそも帯域が細いので画像が落ちる。
安定しない仕組みだ。などと揶揄されることもありましたが、
最近ではそれほど問題視されるケースも少なくっています。
どちらかというと、
ケーブルノイズが問題になるケースが多く、
ここに気を遣うユーザーが増えてきたからでしょうか。
また、USB3.0はGigEの3.5倍の帯域を持っており、
取り込みをより高速になります。
FPS(1秒に撮像できる枚数)を必要とするケースなどでは、
USB3.0ベースで選定するといいでしょう。
よくある選定の定石として、
アプリケーションの検討結果から、
①分解能が決まり、カメラ画素数のあたりが付く。
②例えば1.3MPのカメラはないかな?と考えるが、
FPSが必要な場合はUSB3.0基準で選定する。
③ただし、USB3.0はケーブル長3mが基準であり、
実力としては5-8m程度まで。
これ以上のケーブル長が必要な場合は、
無理してリピーターを使用するか、
GigEでの選定に切り替える。
のような感じでカメラとインターフェースが決まるケースが多いです。
FPSもケーブル長も必要。
となると、USB3.0で、光ケーブルのリピーターで10mくらい飛ばすのは、
ありだと思うのですが、しっかり検証してから確定した方がいいですね。