357マイルの旅〜ソルトン湖6〜 | ~天空のかけ橋~ from 南カリフォルニア
Hellofutabato.



何かが違うソルトン湖、その真相は。。。

写真の手前に浮かんでいるものです。









ソルトン湖のアポカリプス。

乾ききった魚たちの残骸。






砂浜だと思っていたのは、貝殻のような魚たちの残骸が混ざったものでした。
湖に近づくにつれて、海の潮の香が濃くなったようなかすかな異臭が漂ってきます。
湿度の高い場所だったら、もっとひどかったかもしれません。
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シャラシャラ・・
感触も貝殻みたい。




ソルトン湖(Salton Sea - 英語では"Sea"=海ですが、内陸湖なので日本語では湖と表記されています)は、南カリフォルニア州のインペリアルヴァレーにあり、サンアンドレス断層の上に直接乗っかっている塩水の内陸地溝湖で、湖水面積は241,000エーカー(946k㎡)でカリフォルニア州最大です。


20世紀の始め、コロラド川から現在のインペリアルヴァレーの砂漠地帯に間に川が引かれました。
歴史上、この場所は湖ができたり乾燥地帯になったりを繰り返し、1905年の洪水によって砂漠にインペリアルヴァレーの灌漑用水が流水して、現在見るような大きな湖が誕生したそうです。
1920年代には、ソルトン湖に水辺のレクリエーション施設が誕生し水鳥が立ち寄るようになってきたので、観光地として開発されました。
そして1950年代には、その西岸にソルトンシティやデザートショアズ、東岸にはノースショアやボンベイビーチなどの町が建設されてリゾート地としての成功を収めたのです。
半ば人工的に誕生したソルトン湖ですが、現在でも数百種類の渡り鳥や、湿地など水辺を歩き回って採食する渉禽類たちの生息地であり続けています。



時が止まったままの場所。。。


日が沈む直前の光と影が、ソルトン湖の歴史を象徴しているかのよう。
かすかだった浜辺の異臭が、日没後の風とともに増し始めました。




動画は、荒廃化したソルトンシティの町並み。




357マイルの旅~ソルトン湖7~へ続きます。

Thank you for looking若葉
みなさん、よい1週間を☆