ーーー 追記:私の漢字変換ミス等を後で直してある場所、その際に追加された文章などもあります。
読みづらい点もあるかと思いますが、どうか温かい目で見守ってください。
皆様お久しぶりです。
というかこのブログをどれだけの人たちが見てくれているのか、全くわかりません。
ブログを始めて一時期は頑張っていたのですが、
どうもこの長文を書いて長時間を過ごす、書き始めたら文字の大きさや色なんかも気になっちゃって
あれよあれよと数時間。。。
なのにインターネットの不具合で全部消えた!?
手軽さでアプリで書いてみた時期もあったんですが
これがまあ
書きにくい!
編集しにくい!
何故だかアップロードできてない!
理由も調べてもよくわからなくてもういいや!ってなって今に至ります。
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じゃあ何故今、またここに文章を書こうと思ったのか、
それをまず書きたいと思います。
このブログを読んでいらっしゃる方は、私がアメリカのニューヨークに住んでいることはご存知かと思います。
ええそうです、コロナウイルスが拡大し、街がロックダウンし、
大変なことになってるあのニューヨークです。
私も例に漏れず家にこもる日々です。
天気のいい日なんかは外に出てアイスコーヒーなんか飲みながらセントラルパークを歩きたいなーなんて思うのですが
(実際にそれは可能です。健康の理由での外での散歩は許可されていますが、各自が2M離れていないとダメです。)
実際とてもお天気の良い、ちょっと寒い小春日にセントラルパークへ向かいました。
しかしその心の中は晴れ晴れとしたお天気とは反対に
「ああちょっと寒い。。これで風邪引いたらまさかコロナにもかかっちゃうかも!」
「マスクしてて変な目で見られないかな?」
「マスクしてるアジア人ってことで何か起こったらどうしよう」
「外出る時点で感染するかも」
なんてもやもやする思いで心がいっぱいになりました。
パークに行けば、すでにたくさんの人が歩いていました。
走ったり、犬の散歩をしたり、空手の練習をする先生と生徒。思い思いのやり方でそれぞれが滞在を楽しんでいました。
私も不安を抱えながらも
太陽の暖かさを感じながら池の周りに座って少し瞑想したり
咲き始めた色とりどりの花を見るのを楽しんだり、犬を連れたご婦人との会話を楽しんだりしました。
それでも家に帰れば現実。
ああ私はこの空間から自由に出入りすることはしばらくないのだなーという思いにかられました。
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さて余談が長くなりましたが、
私が何故このブログに再び戻ってきたのか、です。
数日前、日本にいる母といつものようにLINEでたわいもない会話をしていました。
すると母は
「これから映画館へ行ってきます!」
とさも普通の事のように私にメッセージを送ってきたのです。
ええ、とてもたわいのない一文です。
これが「普通の日常」であれば。
もやもやした気持ちを抱えながら
高校卒業から定年まで働き続けた職場を離れ
一日家にいるという環境を本当に4、5年という歳月をかけようやく自分のリズムを作ってきた一人暮らしの母の
一つの楽しみである「映画館へ行く」という行為を
私が咎めることができるのだろうか。
だって日本はダイアモンドプリンセス号の一件以来、大騒ぎはしたけれど
そんなに観戦者 感染者も出ていないし
追記ーーーここ何度も直しても観戦者になっちゃって、直ったと思ったらやっぱり観戦者..
Toshi君、ご指摘ありがとう!
(Super Dancer の Toshi Nakazawa君!まさかの彼も西区出身で私と小中学校一緒だったと言う奇跡。。)
それこそ人が密集した東京から離れた新潟で
海の近い、風通しの良い私の実家ならば
きっと映画館に行くくらい大丈夫だろう、
色んな理由を頭の中で並べて自分を納得させようとしていました。
日本の朝、は
ニューヨークの夜、です。
私はどうにか納得させた気持ちのまま眠りにつこうとしていました。
その時にこのニュースが私の目に飛び込んできました。
NYから帰国1人感染 30人に
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20200327/1030011681.html
ニューヨーク州に留学していた20代男性が帰国し、三日ほど東京に滞在した後に新潟県新潟市西区に帰郷。
その後コロナウイルスが発症した、というものでした。
驚きとともに怒り、そして母への心配が自分の中でピークに達したことを感じました。
なぜ今、この時に、
感染者が増え続けるこの街から、
まさかのピンポイントで私の実家のある、心配で仕方のない一人暮らしの高齢の母がいるあの小さな町へ
感染した留学者は帰国したのだろうか、と。
それはその人がかつての私のような考えを持っていたかもしれない。
自分は大丈夫。
だから帰れるうちに祖国に帰ろう、って。家族の元で隔離生活を送ろう、って。
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ニューヨーク州での感染爆発(日本語にするととても大げさに聞こえますが、冗談でもなく、毎日感染者は倍々で増えていっています。)
その中で私達は多くのストレスを抱えながらこの戦いを生き抜くために日々努力をしています。
受け入れることを強いられ、そして受け入れて毎日を生きています。
それぞれの方法で。
ある人は職を全て失いました。彼はフルタイムのミュージシャンで教えもしていませんでした。
彼はコロナの影響を早々と受けた一人でした。
街が少しずつ封鎖されていく中で、それでもまだ人々に仕事があった頃、彼には何もありませんでした。
それでも彼は毎日彼の楽器を練習します。いつ彼の演奏を聴けるか、それは誰にもわかりません。
それでも彼は毎日練習します。どんなに外が変わろうと、彼の内側は決して変わることはありません。
そんな中でも国にいる、自分の家族へ送金をしています。
うつ病に苦しむ実の姉と、本当の母のように接してくれた女性へ電話をかけます。
世界中を旅して演奏をしていた彼の友人達が毎日コロナに感染したという知らせを世界中から聞いて心を痛めています。
彼が共演した世界的に有名な、高齢なミュージシャンがコロナで次々に亡くなっています。
彼のオーケストラで演奏してくれた恒例 高齢のドラマーもまたコロナに感染し、病院で治療を受けています。
追記:お見苦しい変換ミスが続いてしまって申し訳ないです。。
こう言う細かい作業が苦手でブログから遠ざかっておりました。。(言い訳)
外へ出て感染してはいけない、とルームメイトの外出を極端に心配して引き留め、
彼が自らスーパーへ買い物へ行き、自分以外が外に出ないように注意を払っています。
ある人は季節のアレルギー(花粉症)が出て体調不良だった為しばらく仕事を休んでいました。
彼女は病院で働いています。
今この状況のニューヨークでは医療従事者である彼女が少しでも体調不良で現場へ出る、
というのは彼女とそして患者さんの死へつながることを意味します。
そして彼女がコロナの検査を受けて再び職場へ戻る、という前日、気持ちを吐露してくれました。
この状況下で高齢者や病人を世話するために自らを傷つけ、外に出なければいけない人がいること。
私たちの道を安全に保つこと(外に出る場合はそれぞれが2Mの距離を取ることが義務付けられています。そして不要な外出を避けることが感染を抑える助けになるのです。)
食料や日常品を備蓄し、薬がきちんとあることを確認すること。
可能であるならば出来るだけ家にいて。私達はこの悲劇を最小限にする必要がある。
このウイルスは何かをめちゃくちゃにするもの、じゃない。
あなたは知らないうちに、あなたが持っているもので誰かを傷つける可能性があること。
どうかこれらを考えてください。
健やかでいて、愛を送ります。
ロックダウンが進む中、私の通っていたクラスも建物の封鎖によってキャンセル。
オンラインでクラスをやる、と決まったのに、毎週欠かさずクラスに来ていたある男性は参加できませんでした。
彼はドクターで、病院で働いていたのでクラスに参加できなかったのです。
彼の妻が彼の職場の写真を送ってくれました。
その彼の姿はいつもみるカジュアルな姿ではなく
防具服のような装備をし、メガネの上に更にゴーグルをし、頭はシャワーキャップのようなものでカバーされていました。
私はその姿をみてとても驚きました。
まさかこんな完全防備で働いているなんて。自体はそれほどに深刻なのだ、と。
写真を送ってくれた妻は(妻もまた同じクラスに通っています)発狂したように次々と不安をグループメッセージへ送っていました。
私はその時まで彼がドクターである事も知らなかったので、写真が送られてくるまで
何故彼女がこのように発狂してメッセージを連続で送ってくるのかが不思議で仕方なかったのです。
そしてまた彼は高齢の男性でもあるので、彼の事がとても、更に心配になりました。
そしてそれを家で待つ彼女の精神状態もまた、とても心配です。
日系のスーパーマーケットで働く友人はこの状況が始まる前と同じように働いています。
それでも営業時間が短くなったり、働く日数が少なくなるから、と。
熱とかはないけれど、仕事行くとストレスからか
「なんか調子悪いかも」と感じながら働いているそうです。
追記:幸いにも彼女がこの不調を訴えると、職場のマネージャーが心配して今日から一週間の休みをくれたそうです。
この一週間はのんびりする、と言う彼女の言葉にホッとしつつ、
一週間後から彼女はまた仕事に出かけねばならないのかと思うと
その後の事に関してかける言葉が見つからなかった、情けない私でした。
現在公共交通機関であるMTA、電車およびバスは本数を減らしています。
その為に仕事に出かけた人々が混雑する駅の中で所狭しと並んでいる映像をテレビで見ました。
ただでさえ感染予防に人との距離を保て、と言う中で
避けられない公共交通機関での混雑、と言うのは
あまりに命をかけて働いている人々に更に酷な状況を敷いている事ようで
本当に心が痛くなります。
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私の周りでは「死」が身近になりました。
家にいるだけでも少し咳が出たり、鼻水が出れば、それはコロナなのではないか?と血の気が引く瞬間が何度も有るのです。
外に出ないまでも、オンラインでクラスをするためにネットでワイヤレスのイヤフォンを買いました。
その前日テレビでは「宅配物もコロナウイルスが付いている危険性がある」と、宅配物の取り扱い方法を放送していました。
- 使い捨てゴム手袋をして、カッターを使って開封。
- 宅配された箱は直ちに外に捨てる(ダンボールでウイルスが生きられるのは24時間)
- 中のパッケージは開ける前に消毒スプレーやワイプで拭いてから開ける。
- 開けた後は手袋も捨て、直ちに手を洗いに行く。
幸いにこの放送を前日に見ていた私はなるべくこの方法を心がけるように開封をしました。
それでも気持ちの問題なのか、開封後に具合が悪くなったように感じました。
今こうした文章を書いているのは、
これから日本にこうした私の体験が、私の周りの人たちの体験が起ころうとしていると言うのを感じたからです。
インターネットの発達した時代になりました。
毎日コロナコロナ、と気の滅入るニュースが続いています。
情報は「選択」する時代になってきています。
どうか、私達から学んで欲しいのです。
こんな状態になる前に、あなた達一人一人に行動してもらいたいんです。
日本がまだ「大丈夫」な状態であると感じるなら
どうかその「大丈夫」が今日だけでなく、明日も、一週間後も、1ヶ月後も続くにはどうしたらいいか考えてください。
日本人にはマスクをして、外から帰ったら手洗いうがいをする習慣が幸運にもあるのです。
それをもうちょっと強化すればいいんです。
残念ながらマスクをした人を白い目で見る、隣にも座らない、と言う考え方のこのニューヨークでは
ここまで感染が広がってようやく「マスクは予防に効果がある」と言う記事が出ました。
五万人の感染者が出て、ようやくです。
手の洗い方まで指導のビデオが出て、人々が有難がって観るのです。
日本ではありえないでしょう。
そして一番は家にいることを「選択する」ことです。
あなたが今元気だから大丈夫、ではありません。
全く何の症状も出ないまま突然亡くなった感染者が多く報告されています。
あなたが知らずに感染してそのまま出かけ、感染のタネを毎日巻き 撒きながら
電車に乗り、会社へ行き、お昼を買いにコンビニへ行き、同僚とお喋りして、
仕事後に一杯やって行こうや!と居酒屋に行き、電車に乗り、家に帰ります。
一体あなたの周りで何人が感染するのでしょうか?
とても怖いとは思いませんか?
そして亡くなった人達は家族でさえ、その死に目に会うことは許されません。
なぜならあなたもまた「接触のあった」感染者として病院に隔離されているだろうし、
一緒に住んでいなかったのなら、今後感染する可能性があるので病院へは決して出入り出来ません。
こんなに長い文章を読んでいただいたあなたに感謝します。
「日本全然大丈夫だったじゃん!あの人あんなこと堂々と書いてて過剰だったよね!だから海外在住の日本人って嫌なんだよねーすぐアメリカでは、って言うんだもん。ここは日本だよ?」
って言える未来にあなたがいてください。
私はそう言えない未来に、今います。
それは何故か、
私もこの自体を甘く見る人間だったからです。
出かけるところがなくてつまんない!出かけられるところがあれば今のうちに行っちゃえ!
怒られても関係ない、だって私元気だもん!
そう思っていたのが三月頭の私でした。
その未来の私、三月の終わりの私が今これを書いています。
幸いにも私は生きています。
家にいながら仕事をして、Zoomでクラスも教えられるようになりました。
しかし常に明日の私はもしかしたら発症してしまうかもしれない、と言う恐怖と毎日戦っています。
私のようにならないで下さい。
そして私を悪いお手本にしてあなたは生き延びて、もっと良い状況を作り上げてください。
ニューヨークで引きこもりの私、より。