眠い目をこすりながら2日目始動。
今日はよく晴れています
まずは御池寺町の珈琲喫茶店スマートで朝ご飯。
スマートは年始の上洛で知ったお店 です。お目当てはそのホットケーキ♡最近流行りのフワフワ生地ではなく、しっかりとした生地で食べがいがあります。
ごっついバターと、甘香ばしいシロップも懐かしい。フレンチトーストやタマゴサンドイッチも美味しそうです。8時の開店から長蛇の列ですが、私達は幸運にもすぐ入れ、さっさと今日のプログラムに着手
というか着足、かな?
午前はお昼までに下鴨神社に着いていればよし。
御所を通って北へ北へ。
御所を出るとそこには同志社女子大学。さらに上れば、相国寺。
そこから鴨川へ向かって東へ。
昨日とは打って変わって暖かい日差しの当たる住宅街をそぞろ歩く。鈴なりの柿を見つけたり、
玄関先の洋風な寄せ植えにも、京都的な色彩の妙を感じたり、
そうこうしているうちに鴨川。
川の風は冷たい。北の
山々はなんと雪に覆われている。
盆地の寒~い京都、その意味がよくわかりました。
川を渡れば下鴨神社。
鴨川も賀茂川へ。
ただすの森を通って、本殿へ!
ゆっくりお参りしているうちに、お腹も減りました。お昼に予約した茶懐石の吉泉に向かいます。(レポは後日!)
その後は、またも穏やかな空気の素敵な岡崎界隈を歩く。聖護院八つ橋を買ったり、京都の書物豊富な本屋さんを訪れたり。
日も暮れかけてきました。今日は平安神宮参拝で終えましょう。三連休とはいえ、京都は比較的空いています。来週末からどっちゃり混むのかもしれません。
神社仏閣がクローズしてしまう16時以降は、お楽しみのティータイム。
NHKグレーテルのカマドで知った、タルトタタンが有名なお店 、ラ・ヴァチュールへ向かいました。平安神宮からはほんの五分。
とても可愛らしいカフェです。
車を意味するラ・ヴァチュールですが、機械的な感じは全くせず、むしろ温かみのあるパリジェンヌのお部屋に招待されたかのような可愛らしさ。
私達は窓際のラブソファに通されました。窓の外には、京都らしい寺院の屋根。とても良い席です。
名物タルトタタンやって来ました
ジューシーなリンゴは極限までキャラメリゼされており、とても美味しい。
器もミニトマト柄のカップ&ソーサーや、なぜか七面鳥がプリントされた取り皿。これも可愛い。
棒になった脚も休め、体も温まり、さぁではそろそろ帰ろうか...とした時に、窓の外にオーラを感じる。
パッと目を向けると、なんと、ラ・ヴァチュールの創業者、松永ユリさん(95歳⁉︎)が、入店
(写真は別サイトから)
ドアが重くてもたついてらしたら、相方がすかさず立ち上がりドアを開いてあげる。「ありがとう」と京都のイントネーションで優しく発するその声も、TVで見たまま。ミーハーにも大興奮
でも本当に小さい小さいお婆様で、キャッシャー横の定位置に着くと、ヒーターを着けて、おかけになる。お客さんが会計するたびに、またも優しい声で「ありがとう」。
ご主人と共に築いたこの店で、独自のタルトタタンを40年間作り続けた松永ユリさん。今はお孫さんの麻耶さんが製作も経営も引き継いでおられるそう。
それでも毎日の日課としてお店に来ていて、お客さんからはアイドルのように崇められている。
素晴らしい老後、お過ごしです
ユリさんには、まさにラ・グランダム、偉大なる御婦人という呼称がピッタリ。京都のまた別の歴史を垣間見るようでした。
その後は疏水横の、像彦美術館で素晴らしい漆器の数々を見てホテルに戻る。
今日は目も心も和むような、おっとりとした一日でした。
四条川端の南座
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