きのう、家のおばあ(母)と話していて、そういえば・・・と話題になったこと、、、


もう10年以上前のことだけれど、そのころ、おばあは毎年、大腸の内視鏡検査を受けていた。。



ときどきポリープが見つかっては取ってもらったりして、


検査のたびに、精神的にも肉体的にもきつい日々を送っていたと思う。


あの検査は、やったことある人は分かると思うけど、結構しんどい。


下剤を飲んで、腸の中を空にしないとできないし、


内視鏡を入れるのもひとによってはかなり痛かったりもする。


おばあの場合は、腸に癒着があって特に痛かったらしい。。


そして、ポリープを切除後は、悪性かどうかの病理検査が行われるので、


その結果を聞くまでは、不安な気持ちになっていたようだった。


そうすると、今度は大丈夫でも、いつかは癌になるのではないか・・・


という不安が常にあり、どこかおびえたような状態で暮らしていたのではないかと思う。




あるとき、検査をしたら、ちょっと大きいポリープが見つかり、


日を改めて、入院の準備をして、再度内視鏡を入れてそれを取りましょうということになり、


おばあの不安も最高潮だった。


そのころは、大腸の検査だけではなく、

なにか症状があれば、胃の内視鏡や、脳のCTやMRIなど、

あらゆる場所の癌や、脳血管の障害を恐れて、検査を受け続けていたようだった。


痛みを訴える声が聞こえてくるのを聞きながら、大腸内視鏡はもうしんどすぎる・・・と思った。


それに付き合う家族も、もちろん私も、ことのとき大変すぎると感じていた。


心の中で、もうやめにしたい!やめにできたらいいのに・・・と思いながら、検査が終わるのを待っていた。


そうしたら、あったはずのかなり大きいポリープが、いくら探しても見つからなかったとのことで、

検査は終了となり帰宅できた。

このラッキーな結果に、一同安堵したものの、今後の定期的な検査はどうしようということになった。



そのころ、わたしは意識が病気を創っているということを学び始めたところだったので、

それをおばあにも伝えたいと思ったけれども、

西洋医学を完全に信じているし、病気に対する不安も大きく、

いきなり意識が・・・といっても、なかなか納得できるものではなかったと思う。



そんなときに、助けられたのが、慶応大学の近藤誠医師の本 だった。


乳癌の温存手術の第一人者ではあるけれども、それを導入した当時は、


異端視され、大変だったらしい。

著書も、癌検診についての是非や、癌放置療法の勧めなど多数あり、

さらに異端視されるような内容でもあり、賛否両論あるけれども、

一般のひとにとって、分かりにくく閉鎖されているような医療現場での情報について、


データと選択肢を提供してくれていることは、画期的だと当時思った。


家族で、何冊かの著書を読み、


それで、おばあも大腸の内視鏡の検査を卒業した。



それ以降、もう10年以上受けていない。

それで、なんの症状もなく快腸らしい。


そんなことを思い出して、話していたのでした。。。


今は、病気は自分の心の中の偏りをお知らせしてくれる警報みたいなものなので、


悪いものではなく、むしろ教えてくれるありがたいものともいえるわけであり、

その偏りに気付いてバランスを取り戻せば治っていくものだと思っているけれど、

病気を悪だとすると、対処の方法も変わってくるということになります。。。



私も西洋医学の世界にもいたことがあり、

医療従事者も、ほんとにみんな一生懸命でありますし、


いろんな研究も素晴らしいし、それを否定するつもりもまったくありませんが、

人間を別の視点からも観ることができると、もっと素晴らしいことになるのではないかと思うのです。。。


医療の現状について、一般のひとが知ることも大事なことのようにも思います。。


こんな動画YouTube 、いかがでしょうか。。。


船瀬さん、笑わせてくれて、わたし的には好きですが。。。



プーケット20

バンヤンツリー プーケットにて