今回の旅、最大の冒険は…イギリスの南、ボーンマスに近いハイクリフ城への買い付けの旅でした。

初めての土地へ、ただここで地元のフェアがある(らしい)ということでお城に最寄りの駅目指して国鉄に飛び乗った訳です。。

私の旅は、どうしても優雅とはいかず冒険譚になってしまいますね。。
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イギリスの田舎へ行かれた方はご存知かと思いますが、駅にタクシーがいないなんて、当たり前。。でも、駅員さんが1人もいないとは予想していませんでした
チケット売り場には鍵が掛かってるって、どういう事⁉️
地元の人たちは、みんなどうやってチケットを買うんでしょう。。

こんな時には、勘を働かせ、とにかく人が居そうな所へ…(いい子は、真似しないでね☆)
道は左右に分かれており、右には3人家族が歩いて行きます。しばらくついて行くものの、行く先には森しか見えず。
ふと振り返ると、遠くに車通りのある道が見えました。「あっちだったか〜」と駅まで引き返す道すがら、人っ子ひとりおらず。
と、小さい子供を3人も連れた「お父さん」がまさに車に子供たちを乗せているところを発見…!

「すみません、お城はどちらの方向ですか?」
お城?ここから1マイルはあるよ。…乗せて行ってあげるよ。Boys!ほら、後ろの座席へ行って。こちらのLadyを乗せて城へ行くぞ!

と、騎士のように親切にも車に乗せて下さいました
この方のご親切が無かったら1時間経ってもお城に着けていなかったかもしれませんね。。

果たして、到着したお城は 、それは美しいお城でした
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手前には、フランス式回廊庭園が。
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チャペルも古い造り。窓の上に、ラテン語が透し彫りになった飾り、見えますか?

中世の建物の一部を移築して作られたヴィクトリアンの「ゴシックリバイバル」様式のこのお城は、かつて、フランス大使を歴任した一族が保有していた為、フランスから贈られたステンドグラスが美しい由緒あるお城でした。
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さらに、一族が力を失いかけた時、このお城を保有したのがロンドンの老舗デパート「セルフリッジ」の創設者Mr.Selfridge。
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英国では、数年前から「Mr.Selfridge」という、彼が主人公の19世紀英国ドラマが放映されており、まさに時の人(?)
アメリカ人だった彼は、英国におけるShoppingに改革を起こし、大成功を収めます。その象徴としての城は、豪華絢爛…だったのですが、残念なことに、お城の中は度重なる火災で、当時の面影はなく…
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このお城のチャームポイントは、海が見えること。潮の匂いがするお城も素敵です。
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水平線。
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海側からお城を見たところ。
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たまらず森を抜けて海に降りてみることに。
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砂浜と厳しそうな顔をしたイギリスの海。
きっと、海の景色は19世紀と変わらないでしょうね。
Mr.セルフリッジも、この砂浜で華やかなピクニックパーティーをしながら、故郷アメリカを想ったのでしょうか。
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さて、そろそろお昼。
お城に戻って、併設されているカフェを覗くと…ケーキやパティスリーの種類がものすごく充実しているのでビックリ☆
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現在、公共で管理されている、このお城は地元の人達の憩いの場なのですね。
近くにカフェもないので、犬の散歩をしながら立ち寄るコースになっているようです。
みんなに愛されるお城も素敵。

私の近くにも犬がボールを投げて!と寄ってきました
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しばし、犬と遊びながら外でランチを楽しみました久しぶりに、のんびりした時間が過ぎて行きます。
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お城では、もちろんアンティークを見てきましたよ♪
中でも「シャトレーン」と呼ばれるシャトーから転じて女性形になり、城の女主人という意味の装身具が、こちら。
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腰のベルトに引っ掛ける小道具セットは、18世紀から19世紀に流行り、エドワード7世の妃アレクサンドラも持っていたほど。
このシャトレーンの小物は、チェーンの先にクリップでつけ外し出来るようになっている為、よく失われているのですが、オリジナルの裁縫道具が6本のチェーンすべてに付いた状態で(!)見つけることが出来ました

シャトーでシャトレーンとは、ちょっとドラマチックですよね

そうそう、帰りはちゃんとお城のスタッフにタクシーを呼んでもらい、1時間に1本の電車に乗り込んだのでした☆

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【料金】7,560円(割引チケット有)
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【日程】2017年2月16日〜21日(4泊6日)
【内容】19世紀の貴族文化を体験する旅です
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