アメリカンスムースのクラスで、最初の2小節半、相手とサイドバイサイドで踊る。
踊る、と言っても、最初の1小節は、歩く。
リズムに乗って、歩く、という感じ。
そんな簡単なチャールストンっぽい振付。
ルーティン復習して、新しい部分も習って、コネクションの説明受けて、カウントで1周回ったら、音楽かけて1周した。
楽しい音楽かけての時は、ノリノリで踊る私である。
その1周が終わった時、先生が、
「振りを覚えたら、ただ踊るのではなくて、相手がいるのだから、相手と一緒に二人で踊る感じを気にかけてみましょう。最初のとことか」
と言った後、おもむろに、
「らふぁえるさん、ちょっとちょっと」
と私を呼ぶ。
え?この感じは…。
お手本やれってこと?
まじっすか?
先生の隣に立たされて、はい、5-6-7-8!
って、音楽なしで~~~?
と心の中で悲鳴上げつつ、最初のところをさっきやったみたいに踊る。
わ~、パチパチパチ。
と皆さん。
一体どんな風に見えていたのか?
レッスン終わって休んでいると、女性のメイトさんが近づいてきて、
「どうやったら、あんなふうに踊りながら横向けるんですか?やってみたけど難しかったです。さっき、すごい二人で楽しそうでした!」
と言われた。
そうか、楽しそうに見えたんや。
いやまあ、実際楽しそうに踊ってたんやけど。
楽しい音楽だから、踊ってるときに相手の方を見たりして、向こうもこっちを見ていたら、お互い顔見合いながら、楽しいね~っていう感じにしてたんだけど。
でも、普通はそんな風に、踊りながら、相手を見るのに横向いたりするのって、難しいのか。
私、基本ノリでやってるからな~。
振りを追うのに必死の時は、なかなか難しいけど、余裕が出来たら、周りが見えるようになるので、相手が隣にいても、何となくこっちのほう向いてるな、とか感じれる。
そしたら反応してみたり、こっちから仕掛けてみたり。
でも確かに、そういう風にしようと思ってやるのは難しいのかもしれない。
案外、ノリって言うのが大事なのかも。
で、楽しそうに見えたと言われて気分よくいたら、その後の個人レッスンで、思いっきり撃沈したんだけど。(笑)
結局やっぱり、そういう風に見せることに長けているだけ、という事らしい、私。