Dg先生と2週間ぶりのレッスン。

「修業はどうでしたか?」

「身についたかはわからないけど、楽しかったよ」

という会話で始まった。

 

さて、タンゴの途中で。

確か男性の右側に右足キックをした後のことだったと思う。

先生「右脚下すときに、左脚の膝を伸ばしてください」

というので、そうやったら、

「ちゃんと伸ばしてください」

 

あ”ん?

「伸ばしてるけど」

「伸ばしてない!」

「伸ばしてるわ!」

と、スカートまくり上げて膝を見せる。

それでも、

「後ろ側をもっと伸ばして!」

というので、

「もうこれ以上は伸びん‼」

 

またしてもそんな不毛なやり取りを繰り返した後、

「もしかして、こうしてほしいんか?」

「そう!」

という。

 

「先生、あのな、これしてほしかったら、もっとかかとに乗れって言わな、わからんわ。膝はもうこれ以上は伸びん」

 

その後、これ見よがしに、

「先生が、膝伸ばせ伸ばせて言うから、痛なったやん!」

とぐるぐるマッサージした。

(ほんまにちょっと痛かった)

「大丈夫ですか?」

ていうけど、あんまり思ってないやろ。

 

私の脚は、ハイパーエクステンションの脚じゃないから、膝は引っ込まないし、脚の後ろ側も伸びきった形にはならない。

それを曲げてると言われると、悲しいものがある。

でも結局は、どこに体重があるかの話やろ、先生。

それは膝の形とは関係ない。

 

「ちゃんと言葉は選ばなあかんで、先生」

と説教しといた。