タンゴを踊ってた。

 

「ここ、前に突っ込まずに、もっと後ろに引っ張ってほしいんだよね」

 

PPからの1歩について、Dg先生が言う。

 

それを聞いて、なんとな~く違和感を抱く私。

なんだろ、このスッキリしない感じ。

 

何度かDg先生と、言われたようにやってみて、分かった!

 

私、他の先生とタンゴでPPから進む時、突っ込むことはまずない。

先生より後ろにいるからだ。

ところが、右回転のDg先生とのPPは、後ろにいるという感覚が少ない。

なので、後ろに引っ張ってとどまるという感覚も、あまりないのだ。

 

「あのさ~、私のいつものPPだと、後ろに引っ張れるんだけど」

 

と、先生に私のPPをやらせる。

左回転のPP。

 

ちなみに、右回転のPPは上半身を開き、左回転のPPはヒップを開いて上半身は開かない。

今までの経験では、ほとんどの場合、左回転のPPだった。

ていうか、右回転をしたのは、Dg先生だけ。

 

で、左回転のPPを無理やりしてもらう。

「この位置だとさあ、しっかり後ろに残って後ろに引っ張れるんだよ」

 

「わかるよ。でも、このポジションだと、僕の肩が上がってしまうから、イヤなんだよね~」

 

と言われつつ、しっかりそのポジションに入ると、

「先生、今肩上がってないよ。きれいなラインになってるけど」

 

とそこからの1歩。

めっちゃ出やすい。

タンゴって感じがする~。

 

「(このポジションのこと)前に当時の先生に言われたことあるな~」

 

言われたこと、あるんかい!

学連の時だったらしいけど。

 

「でもこれだとさ、連れて行かなきゃいけないと、大変なんだよ」

 

「あん?女性が前に押していったらいいんちゃうん?そしたら男性楽やろさ」

 

「うん、押してくれたらね。でも~」

 

まあ、フリーダンスなんかじゃ、連れて行かないといけないことが多いかもしれないね。

たしかにそれだと、女性が後ろにいる分、大変かもねえ。

 

いやしかし、これ、どうするよ。

右回転のPPに私が合わせるなら、後ろに引っ張れなくて突っ込んで進みがちになる。

左回転のPPに先生が合わせると、肩が上がってやりにくい。(らしい)

どっちがいいのよ?

ってたぶん先生的に、左回転にする気はないだろうなあ。

 

う~ん、ワルツやスローならまだしも、タンゴは、左回転のPPの方が、シャープで好きだなあ。

私個人としては。