詳しく説明し終わると、必ずと言っていいほど

「大丈夫?」

「わかった?」

「できる?」

のどれかを聞いてくる、Dg先生。

 

私の返事には、ほとんど「はい」はない。(あっても、「うん」笑い泣き

「多分」とか

「なんとなく~」とか、

「できるかはわからん」とか、そういうつれない返事をする。(笑)

浮かない表情とともに。

 

以前書いた気がするが、私はすぐ、「わからん」とか、「難しい」とか、「できない」とか口にするが、頭の中では、”今は”とか”まだ”がついており、やればいずれはできるだろうと思っている。

 

が、そういえば、Dg先生とのレッスンでは、あんまり自分からは言わないな。

言う前に聞かれるからかな。

そして実は、(ホンマにできるようになるか?これ)と思っていたりすることもある。

なんせ、先生の踊り方に合わせるだけで苦戦しているからして。

 

ところで、同じように、「わからない」とか「できない」とかを口癖のように口に出すお姐さま方がいらっしゃるが、このうちの何割かは、ちょっとでも難しいと感じようものなら、頭から「わからない」「できない」と決めつけている人がいるように思う。

 

たいていの場合、excuseがついてくる。

年だから、背が低いから、足が短いから、体が硬いから、覚えが悪いから、などなど。

もったいないな、と思う。

 

だってやったらある程度はできてる。

シャドーはできないけど、フォローはできるとか。

運ばれてるところもあるかもしれないけど。

でも、自分にはできないと思い込んでるからか、踊るといつも足元を向いていたり、動きが委縮していたり、なんか先生に踊らせてもらおう感が無きにしも非ず。

自分が本当にわかっていないところやできてないところを、把握していなかったり。

なので、いつも同じところを間違えてる。

でも多分、そこを間違えているという自覚もなさそう。

自覚ないから、質問もない。

先生も細かいところまでは、キャッチしきれず、指摘できないこともある。

 

以前、かわちゃん先生が書かれていたけど、こういうタイプは、わからない、できないと言う度に、脳が「自分には無理」をインプットしてしまうんだろう。

できなくてもいいから、「できるかも」「なんとかなるかも」ぐらいに思えればいいのだけど。

そう思いつつ、謙遜で「できない」と言ってしまうだけならいいけれど、決めつけは、ホンマにもったいないよ~。

 

だってダンスってね、ある日突然わかったり、できるようになったりすることがあるんだもん。

(てか、それがほとんどかも)

そうなるべく努力していれば、ね。

 

でも、「どうせできないし」と思っていたら、努力できなかったり、方向間違ったりするよ。

そう思ってる人でも、同時に「上手くなりたい」って思ってる人が多いんだろうしね。

どうせできないから、自分が楽しけりゃいい、と割り切ってる人ならいいのかもしれないけど。

 

だから団体レッスンなんかでは、周りが「大丈夫」「できるようになるよ」「ここはできてるやん」「やろうとしたのはわかったよ」なんて励ましてあげて、頭の中の頑固な「できない」を緩めてあげるのがいいんだろう。

ただ、自分よりできない人と思ってる人に言われると、逆効果になったりするが…。