タンゴで女性は死体なんだそうだ。

誰にそう習ったかは、覚えていないらしい。

 

そんなことを言われた、とあるレッスン。

なぜそんな話になったのかと言うと。

 

タンゴでよくある、ヘッドや上半身のシャープなアクセント。

これを自分でやるな、という事です。

まるで死体のように、男性のリードに単にリアクションする、自分の意思を持たさない、という事のよう。

 

そんなん初めて聞いたわ。

 

じゃあさ、こっちがそういう風にリアクションできるように、ちゃんとリードしてもらわないとねえ。

でもさ、でもさぁ、自分の意思のない、リアクションばっかりだったら、面白くなくなっちゃうかもしれないなあ。

私の場合。

 

そして、ピクチャーポーズなんかで反ったりするのも、男性が止めるまで止まるな。

男性がリードしてるより早く止まると、その反動が全部男性の方に来るから、と。

タンゴは、ピクチャーポーズに入るのも、速くてシャープだから、余計に反動が跳ね返るんだろう。

反対に、男性のリードより大きく反っても、文句言われる注意されるしなあ。

まあ、ずっと一緒に踊るなら、その辺りの塩梅は、2人で探っていくことなんだろうけど。

 

しばらくは、死体でいるのも、面白いかもしれないが、いつまでそれで我慢できるだろうか。