今度、ホテルパーティーで踊る4曲は、すべて、お気にぃ先生振付のスタンダードです。
コロナ前は、オーナー先生のラテンの団体レッスンも受けていたけど、コロナで、団体レッスン再編されて以来、休講となってしまい、オーナー先生の振付、踊れてない。![]()
で、まあ、同じ人の振付だと、本人が意識的にガラッと違うものにしようとしない限り、似てくるものではありますが。
先生の場合、似たような感じにした方が、皆覚えやすいだろう、という考えみたいで、ほんまに似たような流れが多い。
特に、同じターム内の振付は、そんな感じになる。
確かに、団体レッスンの事だけを考えたら、覚えるのが苦手な人には、そうかもしれない。
そうなんだけど。
私のように、身体に入れ込んで覚えようとしてしまうタイプにとっては、これがとってもトリッキー。
似てるけど微妙に違う流れなのが、ふとした拍子に、身体が勝手に違う方を採用したりする。
それは、ふと、(あれ?次なんやったっけ?)と一瞬頭が白くなった時に現れる。
そういう時、先生のリードのみに集中していたらいいんだろうけど、リードより、自分の体感覚を優先してしまうみたい。
まあ、舞台の時は、何かが起こっても、身体が勝手に反応してくれるぐらいまで踊り込んで、舞台に立つことが多かったので、身体に感覚がある場合は、そっちを優先するのが私の習慣になっていても仕方がない。
こないだも、足を前に出さないといけないところを後ろに出してしまった。
一体どのフィガーとどのフィガーを間違えたのか、フィガー名はわからないが。
それにより、先生との位置関係とかが思いっきりずれたにもかかわらず、バランスを崩すことなく、その後何事もなかったかのように続けられたのは、さすが私と褒めたいところ。![]()
その間違えたところが、ルーティンの後半だったので、先生、
「さすがにこれだけ後半に入ってからだと、間違えても、やり直しさせてもらうって訳にはいかないですね」
とか言う。
どうも、大きな間違いや失敗があったときは、やり直しさせてくれるというのが、ここのやり方らしい。
「え?あんな間違いぐらいだったら、しれっとだまっとけばそんな分からんでしょ。やり直しする必要なんて全然ないよ」
「転んだとか、そういうのじゃ無ければ?」
「そうそう。ちょっとした間違いは、こっちが「すみません」って言ったり、間違えた!って顔しなかったら、そんな分からないでしょ。舞台じゃ、幕が上がったが最後、間違えようがどうしようが、やり直しなんてないよ。一発勝負だよ」
まあもちろん、やり直しさせてくれるのは、人前で踊るのに慣れない生徒さんへの、オーナー先生の優しい配慮なわけだが。
衣装さばきに失敗とか、いろいろハプニングはあるみたいだし、時には、先生もそれをカバーできないだろうから、まあいいシステムだとは思うよ。
生徒さんが、デモに出て良かったって思ってもらうのが一番だもんね。
とまあ、やり直しはさておき、混ざる問題である。
これはほんとに気が抜けない。
本番までに何度も踊って、もうこれで大丈夫と思っても、本番、場所が変わって景色が変わると、ふと(あれ?今どこに向かって進んでる?)みたいな雑念が入ってきたときに、突然混ざったりするのだよ。
しかも、普段はパーティーの時は、その同じターム内で習ったルーティンのみ、発表可のはずだが、今回は、ほぼ2年ぶりなので、過去2年分にさかのぼって発表してもいいなんてことになっており、以前やったものと今のものが混ざったりしてるわけなのだ。
いつどこで、過去の体感覚が呼び覚まされるとも、分からない状態。
私が、「混ざったー」「また混ざったー」と言うているので、次から先生、各クラス、違う感じで創ってくれへんやろか?
その方が、私は案外、間違えにくくなる気がする。
先生は大変かも知らんけど。![]()