表現ワルツの最後の部分。
私の中にイメージが下りてきた。
個人レッスンで、私の自己満足のためだけに先生に試してもらうつもりだったのだが。
先日のこのクラス、他の常連の生徒さんたちが来なくて、私一人だった。
なので先生に言ってみた。
「せんせ~、私一人だからさ、わがまま言おうかどうしようか迷ってるんだけど」
「わがままですか?」
「うん。最後の部分ね、やってみたいことがあるの。別に変更してほしいとかじゃなくて。イメージが下りてきたから、私がやってみたいだけだから」
で、説明して、まずはそれが可能かやってみる。
うん、動きとしては、とりあえず可能っぽい。
2人が同じ方向向いて、くっついて立つような状況(クレイドルポジションって言うんだって)にしたため、後ろに立つことになる先生が、鏡をチェックして、細部を確認してる。
初めてやった時は、身体が重なりすぎて、顔も重なってしまってた。
で、お互いが顔を向けてる感じだったんだけど。
「同じ方を見てもいいと思うんだけど。こう、2人の未来を見つめてる感じで」
と言って、片手をあげて前方を指さしたのがまずかった。
「自衛隊のポスターみたいですね」![]()
![]()
2人で斜め上を指さして、
「北極星に向かって進め」
とか、しばし好きなセリフを言いあって、大笑い。
(受付にいる先生たちも、なんか笑ってる)
「ダメだ、もう自衛隊にしか見えない。昔、住宅街とかに貼ってあった感じの。昭和の香りの」![]()
![]()
ということで、顔を同じ方向に向けるのは却下となり。
何となくお互いを見てる感じにしつつ、立ち位置だったり、両手を繋ぐか、片手にするかだったり、身体の向きだったり、いろいろ細部を試すことしばし。
こんな感じかな、と言うのが見えたところで、音楽で通してみる。
そしたら先生、
「うん。いいですね~。前のちょっとやりにくかったんですよね。それに、これからレベランスに行きますっていう感じもなくて、こっちの方がいい雰囲気ですね。もっとハッピーエンドになる感じです」![]()
「……うん。変えましょう!」
え?![]()
![]()
「私はいいけど、他の生徒さんは、変えて大丈夫?」
「まだそんなやってないから大丈夫だと思います」
と言うわけで、採用されちゃった!
その日だけやって終わる予定だったのに!
まあでも、先生が気に入ってくれたんだったら、良かった![]()
とはいえ、私も、こっちの方が良さそうじゃね?と思って試してもらってるんだけどね。![]()