練習用ルンバの次は何しようか、なんて話をした後に、先生に聞いてみた。
「で、先生、私とデモの何かをする気はあるん?」
「ありますよ!あるんですけどね、もごもごもご」
「先生、お尻に火がつかんと振付考えないて言うてたやん。
私は、先生のお尻に火をつけないから、いつまでたってもできないよ。
付け焼刃的に創ってほしくはないからね。
創る気になって創ってほしいねんよ。
だから、そうこうするうちに、私が踊れんくなっても知らんで」
「そんなの、ン十年スパンの話じゃないですか」
と、私の歳を知らん先生は言うが、案外早くやってくるかもよ。
「できないフィガーは増えていくかもよ。
ここは削って、ここも削ってって、言うことになるよ」
それに、人生何が起こるかなんて、わからないんだよ。
ここから居なくなるかも知れないし、競技パートナーが見つかって、先生とはデモしなくなるかもしれないし。
それに案外、10年スパンなんて、言うてる間にあっという間にやってくるかもよ。
私みたいに、先生のお尻たたかないタイプだと、余計にね。
デモしなくても、教わりたいことはいっぱいあるし、その他のルーティンでも、楽しく踊れるしね。
まあでも、一応やる気はあるんや、ということはわかった。(笑)
私が難しい注文つけてるのも、わかってるけど。(だから余計に催促はしない)
あとはセンセが本気になるかどうか、やな。