KEIさんのこの記事を読んで、今までの先生遍歴を振り返ってみる。
長いので、興味のある人のみ、どうぞ。
私の社交ダンスの先生選びは、無知と勘違いから始まった。
その当時、社交ダンスにはラテンとスタンダードがあるという知識はあったものの、先生に専門があるとはつゆ知らず。
そのスタジオを選んだのは、HPで様子がわかり、通うのに便利、団体レッスンが豊富にあるというところから始まり、決め手は若者向けクラスは週1レッスンの1か月分の月謝で、週2回通うことができたというお得感からだった。
その若者向けクラスは、オーナー先生担当だったけど、オーナー先生がどういう経歴の持ち主かとか、全く考えもせず。
体験レッスンして、いいんじゃない、と。
そして、私はラテンをメインに習いたかったのだが、そのオーナー先生が、社交ダンスする前はジャズダンスしていたと言ったことから、この先生は両方教えるが、きっとラテンが得意なんだろう、と思い込んだ。
そのスタジオに通っていた3年ぐらいの間、特に深く考えたことはなかったのだが、この先生とデモをしたいと思ったことはなく、と言うよりも、他の生徒さんとルンバのデモ練習してる先生を見て、(なんて淡白に踊る人なんだろう。この人とラテンでデモはできん!)と思っていた。
で、そのスタジオに行かなくなってから、(ん?待てよ。もしかしてあの先生はスタンダードメインだったんじゃないか?P先生を思い出しても)と思いいたったという。
何とも遅いことよ。
まあしかし、社交ダンスの入り口としては、特に不満はなかったし、週2回お得に通えたので、良かったと思っている。
次に通い始めた女性先生。
こちらは、ブログで知った先生だが、やはりあまり経歴とかは知らずに行きはじめた。
多分、現役の時はラテンがメインでやってらしたはず。
西日本では、それなりに良い成績を残していらしたようだが、特にそういうところに興味なく。
独自の教え方で、エクササイズ含めて、たくさん踊らせてくれるというところに惹かれて通った。
ちょうど普通の団体レッスンでは上手くならん!と思ってた時期だった。
身体の使い方、それも足型ではなく身体の内から踊る、と言うところを重要視されていたので、そういうところは教われたが、女性先生に習う醍醐味である、女性らしい動きみたいなものは、ほとんどなかった。
そんなことは、ちゃんと踊れる身体ができてから、ぐらいに思ってはったんじゃないだろうか。
たまにそういう話があっても、実は、その先生の女性らしい表現が、私の好みとは違ったので、あまり真似をする気にはならず。
たいそう美魔女の先生なのだが。
ここで、社交ダンスでのベースとなる身体の使い方を教われたのは大層よかったし、特にリード&フォローとしては教わらなかったが、その基礎の部分は、自然に身についたように思う。
だけど、それを表現につなげていく部分は、物足りなかった。
しばらくすると、女性先生の教室のレッスンだけでは物足りなくなり、もっと踊りたくて、仕事の帰りとかに寄れるクラスはないものかと探して行きはじめたのが、ラテン先生。
ラテン先生は、あるイベントでパソを踊らはったのを見たことがあり、(この先生格好いいな)と思ったことがあった。
ただ、それを思った当初は、最初のスタジオにも通っていたので、特に先生を変えようとは思わず。
それが、当時の職場近くで探したとき、ラテン先生のスタジオが偶然ヒットした。
名前を見て、(あれ?これってあの先生じゃない?)と思って行ってみたら、そうだったっていう。
ラテン先生は名前の通り、ラテンしか教えない。
とはいえ、最近は生徒さんが高齢化してきて、スタンダードでデモしてと言われて、渋々習いに行ったりしてるみたいだけど。(笑)
プロ教師の資格を取った時から、スタンは踊れなかったらしいが、その当時はその辺ゆるかったらしく、スタン踊れなくてもプロ資格を取れたらしい。(先生談)
だからこの先生からは、ラテンしか習わない。
先生が初めてスタンを人前で踊ったのを見たけど、私の男役のほうが上手そうやった。(笑)
そして、今メインで通うスタジオ。
ここを選んだのも、オープンの団体レッスンが多いというのが一番の理由で、先生の知名度とかは、全く考えず。
ただ、よく知らなかったのだが、オーナー先生はラテンでは有名な先生だと後に教えられた。
私が受けてたオーナー先生の団体レッスンは好きだったが、現在はコロナで休講中。
それ以外のオーナー先生の団体レッスンはスケジュールが合わなかったり。
レッスンフィーとか諸々考え、この先生の個人レッスンは受けていない。
で、お気にぃ先生、である。
お気にぃ先生は、ラテンメインでやってた先生だが、大人の事情で、今のスタジオでは、団体レッスンはスタンしか教えないという変わり種。
ラテンでは財団A級だった人なので、先生からラテンを教わりたければ、個人レッスンを受けるしかない。
私はこの先生のスタンの団体レッスンを受けて、スタンの楽しさに開眼したので、ラテン、スタンの両方を習っている。
まあ、一応、現役時代、両方踊ってはいはったので。
でもね、絶対先生的にはラテンの方が得意に違いない。
だから本当は、スタンはスタン専門の先生を探したほうが良いのではないかとも思ってはいるんだけど。
技術を磨きたければね。
だけど面白いのは、有名だったり、技術がすごい先生でも、一緒に踊って楽しいかどうか、相性がいいかどうかは、必ずしも一致しないところ。
表現の好みが違ったり。
上手くても、私の方を見て踊ってくれない、淡白すぎる、何となくイヤとかね。(笑)
それより、私にとってのニーズと利便性が最初で、でその次に、先生やレッスンを体験してみて、自分の中の基準をクリアするかどうか。
なんかやっぱり、私の中では、まだどっかで、ダンスを習う=団体レッスンの気分があるんだろう。
あと、気付いてみれば、ラテン先生除いて、全て、ラテン・スタン両方同じ先生に教えてもらってるね。
別にそういう人をわざわざ探したり、選んだりしたわけじゃなく、蓋を開けたらそうなってた、と言うか。
そこからも、その辺あまりこだわりがないみたいに感じる。
だけど、東京でいろんな先生を経験して思うのは、私の性格だと、東京みたいな利便性のいい環境だったら、ニーズを細分化して、それに見合った先生を複数かけ持ちするかもな、ってこと。
いろんな教室に団体受けに行ったり。
ただその中でも、メインの先生は決める気がするし、決めたらその部分ではあまり浮気はしないかも。
とすれば、地元でメインの先生を持って、時々東京に修行に出ていろいろ仕入れるのは、これまた一興であり、私には合ってるのかもしれない、と思う。
まあ、地元でチャンピオンクラスや全日本ファイナリストクラスの先生はなかなかいないし、何を基準にメインの先生を選ぶのか、と言うのは、悩ましい所なのは間違いない。
そんな私だが、今までの遍歴を見ても、その時々の私にとっての最適なタイミングで、最適な先生と出会えていると思っているし、今後も、自分の興味や気持ちに正直にしたがって行動すれば、必要な人に巡り合うんだろうと感じている。
結局はご縁の話、と言うところか。