私がここ最近、スタンダードでいろいろお試しして、それを先生に報告するので、時々興味を示してくれるように。

ということは、多分、先生もなんかいつもと違う感じを感じてはるのかも。

 

「O&R先生にこんなこと習ってね」

と話したときは、ふーん、へーぐらいの反応だったのが、その次の時に

「こないだ、こんなこと言うてましたよね?」

と聞いてきたりする。

 

それを先生も面白いと思ってくれてたらいいんだけど。

でも興味がわくってことは、面白いんかな。

 

で、先日のこと。

先生が現役の時、

「パートナー相手の方が、いろいろ試すってことはできませんでした。なんか遠慮してしまって」

みたいなことを言う。

は?なんで?パートナーやろ?

 

「だから、バイトとかでいろんな人と踊る時に、試してました。なので、そういうときも、手を抜かずに踊ってました。それで試したものが体に馴染んできたらやっとパートナーとやるみたいな」

これはラテンの話みたいだったけど、それにしても、なぜだ~~~?

と聞くと、どうもパートナーに対してお試しをすると、そんなことやらないでと言われたりするらしい。

踊りにくい、と。

 

聞いてて思ったのは、競技者の考え方やな、ということだった。

多分、お試しして、二人でよくするには時間がかかる。

でも、試合はすぐにやってくるし、そこには勝つために行くわけだから、二人で良くなるよりも、各自が踊れることを重視、みたいな。

ラテンだから特にか?

 

なので、お試しすることで、自分の踊りに影響があるのを嫌う、みたいなことなんだろう。

それまで積み上げてきたものがあるし、それで勝ってきた実績もあるし。

 

そういう考え方は、パフォーマーだった私にはないものなので、興味深い。

多分先生も、私がたまにするパフォーマー目線な意見を、興味深く聞いてるんじゃなかろうか。

 

聞いてると、お互いが我が強いというかなんというか、肉食な感じ。

思わず、

「ほんまにも~、競技マインドってやつは~~~」

と言うてしまったわ。

みんなで力を合わせて、いい作品を作っていく、っていうのが、パフォーマーマインドな感じかな。

 

私は、二人で良くなるをやりたいから、いろいろ試してみたい。

二人で良くなるといっても、私の方が断然へたっぴだから、私が先生にできる限り追いつくために試しているわけだけど。

で、先生は、先生という職業柄、止めてとも言えないわけで。(笑)

私に付き合うしかない。www

 

でもたとえお互いの立場がそうだとしても、私は今の、いろいろ試しながらよくなるを目指すのが好き。

もしこれ、チャンピオンに習いに行ってたら、ただ言われたことをするだけで終わるかもしれない。

絶対的正解者が目の前にいて、私が何をやっても相手に影響はない。

相手がただ、私が正解を踊れるように導くだけ。

正解は早くわかるようになって、上達も早いかも知れないけど…。

 

お気にぃ先生は、スタンダードに関しては、チャンピオンとかそんなじゃないから、相手と向き合って踊ってるような感じがするんだよね。

正解を探すんだけど、それは誰にでも該当する正解というよりも、彼との正解を探すみたいな。

ま、教科書あるぐらいだから、誰にでも該当する正解を身につけたら、だれとでも踊れるのかもしれないけど。

でも私はもっと、人間ぽく探り合うのがいいなあ。

 

先生も、パートナーさんとはやりたくても遠慮してやれなかったことがあったみたいだし、それを私なんか相手に試してみてるわけないかもだけど、できる範囲で、先生が踊りたい形を試してくれてたらいいなあ、と思う。

それに応えられるかは…あせるあせる

ごめん、実力不足かも。

 

とにかくね、一方通行じゃないと感じたいの。

お互い影響与え合うというのは、悪い方向に行く可能性もあるけれど、それがいい方向に行くように、切磋琢磨したいんだよな~。

そんなのが理想なの。

 

パートナー探してるけど、そういう風に考えられる人、いるかなあ。

ただ勝てりゃいい、じゃなくてさ。