ある時、ラテンの団体クラスで質問した。
「スイブルのムービングレッグはどこを通りますか?」
この時のスイブルは、ムービングレッグが内側を通って、ブラッシュするタイプではなく、外側を通るタイプのほう。
最短距離を通すのか、ぐいーんと円を描いてくるのか。
先生の答えは、
「どちらも正解だけど、ベーシックは最短距離です。
円を描くのは、バリエーション。
それから、最短距離の場合(膝を曲げて、さっさとスタンディングレッグの横に持ってくる)は、スタンディングレッグが先に動くけど、円を描いての時(脚をまっすぐにする時)は、ムービングレッグが先に動く。」
初めて知りました!
アレマーナに入るときも同じだって。
きゅっと方向を変えてからでも、左足を伸ばしたまま、スタンディングレッグの右足にクロスさせてからでも、どっちも正解。
法則は、上記の通り。
そこから話が派生して、先生いろいろ教えてくれる。
オープニングアウト
先生からのクイズ。
上体を真っ直ぐにしてやるか、スウェイをつけるか、どうやってわかる?
私「男性のリードによって?」
先生「どういうリード?」
私「こういう」(と動きで見せる)
先生、苦笑いしつつ「んー、まあまあ」
正確な答え
ベーシックは真っ直ぐです。
男性が真っ直ぐ立って動いたら、真っ直ぐ。
男性がスウェイつけたら、女性もスウェイ。
で、先生とやってみると、いかに自分が今まで中途半端な感じでやってたのかわかる。
スウェイついてるような、ついてないような。
それも男性の姿勢なんて気にしてなかったし。
スウェイ付きの時は、「え、ここまでスウェイするの?」ぐらい大きくスウェイだった。![]()
先生「表現として、男性が真っ直ぐ立ってて、女性がスウェイしながらっていうのもあるけど、それはあらかじめそうしようとお互いが決めてたらの時のみ。勝手にやると、男性が、おーっとっととなって、後でけんかになるよ」
だそうだ。![]()
カールも同じ。
ベーシックは真っ直ぐ立ってカール。
片脇をぐっと伸ばしてのタイプは、バリエーション。
これも初めて知った。
私は最初に、片脇伸ばすタイプを教わったので、カールってこれが定番と思ってた。
片脇伸ばす方が、なんか、curlって感じせん?
上体が丸くなるから、カールなんやと思ってたら、ちがかった。
ビックリ。![]()
で、先生曰く、
「ベーシックは、真っ直ぐ立つ、ということです。
それがとても大事。
真っ直ぐ立って踊れたら、バリエーションもきれいにできるし、早く動けるようになる。
頭の上に蕎麦のせいろ30枚乗せてるつもりでやってください」
だって!
そして、
「今は動画とかあるから、人の見て格好いいと思ってマネするけど、ベーシックを知らないままやってもだめだよ。
バリエーションをするのは、全く悪くないけど、バリエーションばっかりのルーティンは、見てる方もすぐにお腹いっぱいになっちゃうよ。
ベーシックの中に時々バリエーションが入る方が、見ていて格好いいと思う」
だって。
これは私も激しく賛同。![]()
![]()
そんな有意義なレクチャーの後、先生と組んで踊ってみて、初めていろんなところで、男性がどういうリードしてるかを気にして、それをもとにこっちの動きを調整するということに気をつけて踊れた。
リードアンドフォローって、タイミングや力加減だけじゃなくて、こういうのも気にしないといけないんだなあ、というのを知りました。
これからちゃんと意識しよ。