何度も書いてますが、私は別のダンスをやってきました。

音楽に合わせて踊るのが、フツーになってます。

なので、音楽とはずれると、とっても気持ち悪い。

他のダンスは、基本一人で踊りますから、他の人が音からずれていても、レッスンでは自分には支障はない。

作品となった時は、大問題だけど。

 

でも、社交ダンスは、相手と一緒に踊るからねえ。

相手がずれると、気持ち悪いったらない。

カウントはちゃんとわかっている人でも、音楽とずれることが多々ある。

理由はいくつかありますね。

 

1.ルーティンをまだ覚えていなくて、必死に頭で考えながら踊っている。

音楽を聴く余裕がない状態ですね。

 

これは私も時々やります。

特にスタンダードは覚えるのに時間がかかるので、覚えるまではいまいち音楽が入ってこないことに自覚はあります。

 

2.音楽を聴いたときに、「速い!」と感じてしまい、焦って動いている。

実は思ったほど速くない、という。

 

ただ聴いた時と、実際に体を動かしてみた時って違うんですが、その違いに対応できないのかな。

とにかく気持ちが焦って、その気持ちのテンポで踊ってしまうのか、音より速くなるタイプです。

そういう人と一緒に踊ると、「思ってるよりゆっくりだよ。落ち着いて~」と言ったりします。

あ、言える相手に限っては。

動きで調整できそうな相手には、そのようにやってみます。

知ってる音楽だったら、ハミングしたりもしてみます。

明らかにカウントとずれてるときには、カウント言ったりすることもあります。

 

3.体を十分に動かしきれず、音が余っている。

 

ラテンでよく見かけます。

その際、2種類の先生がいることに気付きました。

一人は、あくまでもきちんとカウント通りに動くように教える先生。

も一人は、生徒さんに合わせちゃう先生。

 

団体レッスンで、初めて、生徒さんに合わせてしまう先生を見たときは、びっくりした。

思わず、「え、この先生、音楽取れないの?」と勘違いしたくらい。

で、そういう生徒さんと立て続けに踊った後に、私と踊ったら、やっぱり何となく先生が速くなっていくので、気持ちが悪くて閉口した。

なので、次から、先生のリードが早めに来ても、ちょいそれより遅めに踊ったりして。

だってみんなの前で、「先生速いです」とは言えなくて。

(個人レッスンだったら言ってるよ)

だから身体で、「私はそういうタイプじゃないです!」と自己表示。(笑)

 

団体レッスンだと、どうしても音楽を遅めにするでしょ。

特に最初は。

先生は、遅くも速くも動けるけど、どちらかというと、速めのほうが身体が慣れてるんじゃないかな。

だからそうなっていくのかな、と思うんだけど。

 

一度心の中で笑っちゃったのは、サンバで、みんな音楽より速くなっていくのに、先生が「ちょっと音楽速めましょうか」と言ったときに、みなさんが「速いのは無理ですよー」と言ったとき。

(いや、遅い方が合ってないから!)と、心の中で突っ込んだ。

みんな、自分のことがわかってないよ~。

そして私はこっそり、ぶんぶんと頭を縦に振り、先生に(速くしてちょうだい!)と合図を送ったのだった。

 

遅いテンポは、体の動かし方のトレーニングにはとってもいいんだけど、団体レッスンでは、なかなか速いテンポにしてくれないので、速いテンポで踊れる身体にならないのが困りどころ。

速く動くレッスンもしてほしいんだけどな。

やっぱり、お姐様方が多いから、ムリかな。

個人レッスンしかないか。

 

っとそれはさておき。

音楽って、踊るのをアシストしてくれるから、しっかり聞きながら踊れるようになりたいよね。

気分も入るしね。

音楽をちゃんと聞いて踊れたときって、何となく体が軽い気がするし。

音楽は立ち向かっていくものじゃなくて、手をつないで踊るものだもん。

そうやって、音楽を表現するんだもんね。

 

もし音からずれちゃう自覚があるなら、たまには、ルーティン間違ってもいいから、音楽重視で踊ってみるといいかもね。

歌いながらとかもいいかも~。