『思い出トランプ』は向田邦子さんが直木賞を受賞した「かわうそ」「犬小屋」そして「花の名前」の3作品を含む13作品が収録された短編小説を集めた本です。

この中の「花の名前」は傑作だと思います。

すごく昭和の雰囲気が溢れる中で物語は進行します。
主人公の常子さんは、安定した職業の真面目だけどあまりパッとしない松男さんとお見合いをします。
常子さん本人はあまり結婚に気が進まなかったのですが、そういう人の方がかえっていいという周りにアドバイスで結婚した。

松男さんは仕事の知識はあっても、花の名前とかあまり知らず、花の名前を教えてくださいと言うことを言われた。

そして、花の名前を常子さんが教えていくことで心の潤いを夫が広げていくことでお互い良い状態になっていったけど、かなり年月を経てその花の名前で、ある予想だにしない出来事が起きてしまいます。

その後のことは下記をご覧ください↓