カルロス・ゴーンの間違いの根本は「公私混同」にありますね。

あれだけ高額な経営者(しかし創業経営者ではない)としての報酬を会社から貰いながら、それでも満足せずにプライベートな個人的なことも会社の公金で賄っていたという事実。

ゴーンの奥さんのキャロルがレバノン料理のレストランを東京でやっていて、その仕入れや運営資金は日産の公金を使っていたそうです。

それだけではなく「一事が万事」そういうライフスタイルだった。


「公私混同」を含む例文一覧 

公私混同する
to mix up public and private matters 
彼はいつも公私混同する.
He cannot keep private considerations out of his public life. 
彼はいつも公私混同する.
He always confuses [He cannot distinguish between] the public and the private. 
公私混同してはいけない。
You should not confuse business with personal affairs. 
渥美は公私混同を嫌っていたため、渥美の家族や個人的な連絡先は知らなかったと言う。
It is said that Yamada didn't know Atsumi's personal contact information or his family since Atsumi didn't like to mix private and public matters. 
このような観念は「五公五民」「公私混同」といった用い方にあらわれている。
This concept appears in Japanese phrases such as "Goko gomin" (to share the total harvest of rice between public and private, 50% each) or "Koshi kondo" (to mix up public and private matters). 


公私混同(緑レベル)
これは常識的に考えても許容範囲の公私混同。


公私混同(黄色レベル)
これは少し危ない、見つかったら怒られる公私混同の行為。


公私混同(赤レベル)
これはカルロス・ゴーンみたいな会社のお金や物は、自分のお金や物というような犯罪レベル。

経理を一人で任されていた人が横領して使いまくって、発覚して周囲が驚くというニュースがよくありますよね。



自動車産業って日本の大事な大事な基幹産業だといえるのに、どうしてこんなカルロス・ゴーンみたいな強欲な自分自身の利益しか考えない破壊された性格の人間に経営を任せてしまったのか?

日産自動車の当時の経営者は本当に見る目がなかったんですね!

リストラのやり方も極めて乱暴なものでした。

当時、倒産寸前まで追い込まれた日産にルノーから送り込まれたゴーンは、トップ就任からわずか1年半後、「日産リバイバルプラン」をもとに過去最高益を叩き出す。だが、ゴーンには別の顔があった。寵愛する「チルドレン」で配下を固め、意見する者は容赦なく飛ばす。そして、会社の私物化した公私混同のエピソードは枚挙に暇がない。

独裁、ゴマスリ、権力闘争……強欲と収奪の内幕を克明に描くノンフィクションドラマです。

ゴーンが来日以来変わっていないことは、自分の指示通り黙って従う有能な部下を優遇することだった。
ゴーンのイエスマンとして仕えた多くの役員は、ストックオプションを付与されるなどしてかなりの財を成した。

「志賀さんと並んで寵愛を受けていた象徴的な存在が、2004年から2年間、日産共同会長を務めた小枝さんだ。相当な報酬を受け取り、退任後も相談役を務めながら不動産業を営んでいる。ゴーンはコスト削減など『汚れ仕事』をすべて小枝さんに任せた。また小枝さんもそれに応えた。リストラで痛めつけられた部品メーカーは、ゴーンというよりも、その手先となって意のままに動く小枝さんを恨んでいた」(日産元役員)

一方で、有能であっても自分に意見する部下に対しては、高圧的な態度で接し、会社から追い出した。

かつて日産の中枢に在籍したOBはこう語った。

「クルマ造りについてゴーンと意見が合わず反論すると、『Don't teach me!(俺に説教するな!)』と必ず言われた。何度も言うと、今度は、『Never teach me!(二度と説教するな!)』に変わる。

自分に苦言を呈する人間に対しては、徹底的に否定する。ずっとそれをやられているとゴーンの言うとおりにやるのがラクになってしまう。優秀でも意見を言うタイプは自ら辞表を書いて会社を去るか、ゴーンに左遷された」

そのような、超ワンマンな独裁者のような経営。
日産自動車はカルロス・ゴーンの私有物のようになっていき社内は活力を無くしていきました。
表面的な目先の利益は上昇しても、ゴーンのリストラのやり方は極めて乱暴なものでした。

日産って本当に性能が良いカッコいい自動車を作っていたのになあ!

こんな“とんだ一杯食わせもの”のトンデモ外国人に滅茶苦茶にされて、犯罪行為の責任も取らずに生まれ故郷のレバノンに、楽器ケースに隠れてプライベートジェット機でまんまと逃亡されるなんて日本は本当にコケにされて馬鹿にされまくりじゃないですか。

とても悔しいなあ!許せないよ!😡⚡🌋



T.M.Revolution 『独裁』



人間の欲望は本当に限りないものですね。
『限りない欲望』井上陽水さん。
歌 : トマト大好きさん。