河野公平と亀田興毅のWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチは2015年10月16日に行われて河野選手が亀田選手に圧倒的な判定で勝って2度目の防衛を果たした。


その後の両者の軌跡は全く対照的な道を辿っている。
河野公平は亀田戦後にインタノン・シッチャムアン選手に判定で勝って3度目の防衛。
次戦でルイス・コンセプション選手に判定で敗れ世界王座を失う。
しかし、その次の試合で世界的なハードパンチャーのモンスターといわれる井上尚弥選手の世界王座にチャレンジしている!
惜しくも6ラウンドでTKO負けしたが、その勇気は称賛に値する。
その後も、まだ現役で頑張っている。
それに対して亀田興毅選手は河野公平選手に敗れて引退した。
その後、タレント活動みたいなことをしていたが、AbemaTVで素人相手にスパーリングしたりしている。
それで、再び現役復帰したくなったのか、「一試合限定復帰」として一回負けているポンサクレック選手と6ラウンドのスパーリングをやった。
亀田興毅選手は2年ぐらいのブランクでまだ31歳と若いが、ポンサクレック選手は5年のブランクがあり年齢も40歳でリングに登場した姿を見たらもう足腰がヨロヨロ。
そんなポンサクレックが第2ラウンド早々にダウンをするとレフェリーはすぐに試合をストップした。
本当に今までで一番後味の悪い試合だった。
それから引退のテンカウントのセレモニーがあり、ゴングが鳴らされた。
カーン、カーン、カーン、カーン、カーン
5回ぐらいゴングが鳴ったら
亀田選手は突然「ちょっと待って」とゴングを中断させた。
「自分はどうしても戦いたい相手がニ人いた。その一人は今日試合したポンサクレック選手でしたが、もう一人はローマン・ゴンサレス選手です。試合実現は難しくて実現しなかったら静かに引退します。皆さんが後押しの応援をしてください」と一方的に挑戦を宣言した。
ロマゴンは全盛期は無敵の強さで四階級制覇しているが、最近は2連敗して無冠だ。
それに地元のニカラグアの政情が不安で内乱が続いて直近の試合も中止せざるをえないほど大変な状況なのだ。
亀田選手は本当に姑息で卑怯だと思います。
スポーツマンとしての爽やかさとかが足りない。