昔、『11PM』という番組が深夜に日テレ系列で放送されていました。今は午後11時もいっても深夜という感じはあまりないけどその当時は深夜の大人の時間帯というイメージだったんだよ。

確か月水金が東京の日テレ。火木が大阪の読売テレビの制作だった。

日テレ制作の曜日は「野球は巨人、司会は巨泉と」と言ったら「朝まるで弱い朝丘雪路です」という訳の分からない自己紹介で番組がスタートする。

別名『エロブンPM』とか言われてとにかくスケベやお色気満載の大人の番組だった。

大阪の藤本義一さんは本業は小説家で『鬼の詩』という落語家をテーマとした小説で直木賞も受賞した。

巨泉さんの明るさに比べて、とにかくクールでダンディなおじさまという感じだった。

当時、家庭にテレビは何台もある時代ではなくスマホなんかも勿論なかったから、子供だった僕達は親の目を盗みながら「今日はもう寝てるな」とこっそり『11PM』を観ていた。

今、最高にブレイクしている?松居一代さんも大阪イレブンの藤本義一さんのアシスタントを一番長くやった。

一緒に司会していた藤本義一さんは天国で、今の大騒動をどう感じておられるのでしょうね?