五輪金メダリストの村田諒太選手のプロでの世界ミドル級王座初挑戦タイトルマッチの判定の結果がリング上で読み上げられ、最初のジャッジがフランスのアッサム・エンダム選手の勝ちをコールされると会場の観客や日本全国のボクシングファンは「ええっ~~」と一斉に叫んだに違いない。
何しろ4ラウンドに強烈なダウンを奪って、アッサムはフラフラになっていた。
結局、2対1のスピリットデシジョンで村田諒太は負けてしまった。
しかし、試合をかなり公平な目でふりかえって見ると、ダウンやダメージのあるパンチは村田が与えていたが、パンチの手数ではアッサムが圧倒的に多かった。
村田諒太選手は、こんな無念にも「なんの、これしき!」という気持ちで再度チャレンジして必ずプロでも世界チャンピオンになってほしい。
だけど、敢えて言うと村田諒太選手の無念の負けはボクシング界の全体から考えると、かえって良かったのかもしれない。
それは現在のプロボクシングは4団体もあってそれぞれに独自の世界チャンピオンがいる。
昨日世界タイトルマッチを戦ったWBC世界フライ級の比嘉大悟選手、WBC世界ライトフライ級の拳四郎選手、そしてWBO世界ライトフライ級の田中恒成選手の3人が勝って世界チャンピオンになったりタイトル防衛したりしている。
それに村田諒太選手まで勝ってしまったら、世界チャンピオンなんて、そんな簡単になれるんだとみんなが思ってしまう。
村田諒太選手はこのくらいの足踏みで、世界チャンピオンの夢を絶対に諦めるな!
がんばれ~~村田諒太!
今現在にプロボクシングの日本人の現役世界王者は 、
な・な・なんと11人 もいるんだよ!
(2017年5月21日現在)
2017年4月3日・WBO世界ミニマム級王者・高山勝成選手が東京オリンピックでの金メダルを目指すことを表明してプロを引退。村田諒太選手と逆のコースで栄光を目指しています!
- ■ 2017年5月20日・王座奪取 NEW!WBC世界フライ級王者
比嘉大吾(白井・具志堅) - ※具志堅さんの期待の一番弟子で沖縄出身
- ■ 2017年5月20日・王座奪取 NEW!WBC世界ライトフライ級王者
拳四朗(B.M.B) - ※お父さんもプロボクサーだった
- ■ 2017年5月20日・V1達成 NEW!WBO世界ライトフライ級王者
田中恒成(畑中) - ※日本最速で世界王者になった逸材
- ■ 2017年4月23日・V5達成WBA世界フライ級王者
井岡一翔(井岡) - ※世界三階級制覇を達成した
- ■ 2017年4月9日・王座奪取WBA世界スーパーバンタム級王者
久保隼(真正) - ※真正ジムの長谷川穂積さんの後継者
- ■ 2017年3月2日・V12達成WBC世界バンタム級王者
山中慎介(帝拳) - ※日本ボクシング史上最強ともいえるハードパンチャーの強打者。防衛日本記録も更新の期待!
- ■ 2017年2月26日・暫定王座獲得
- 高山勝成選手の引退によって正規世界王者に昇格
- WBO世界ミニマム級王者
福原辰弥(本田フィットネス) - ■ 2016年12月31日・王座奪取IBF世界スーパーバンタム級王者
小國以載(角海老宝石) - ■ 2016年12月31日・V5達成WBA世界ライトフライ級王者
田口良一(ワタナベ) - ■ 2016年12月30日・V4達成WBO世界スーパーフライ級王者
井上尚弥(大橋) - ■ 2016年12月30日・V2達成IBF世界ライトフライ級王者
八重樫東(大橋)