ギャンブルにどこまでもハマってしまい、すべてを失った大相撲で幕内最高優勝さえ勝ち取った元・貴闘力のしくじり先生の授業が昨日放送された。

人間は自分の好きな事、それが社会的に有用な事なら良いが、そうでない場合は大変な事だ!

貴闘力さんは、新弟子の時に兄弟子から競馬の場外馬券を買いに行かされた。タクシー代5000円を浮かせて歩いて行き、馬券を買うと自分も試しに賭けてみたくなり5000円分を勝ちそうな馬に単勝一点買いしたら、それが大当たりで数十万円になった。

これがギャンブルにハマるきっかけだったらしい。

それと、貴闘力さんは放送で言わなかったが、ある先輩からの極めて間違ったアドバイスがあったらしい。「勝負師はギャンブルに集中することはとても為になる」というとても有害なアドバイス…。

彼はその言葉も信じて、さらにどんどんギャンブルにのめり込んでいく。

カジノがある韓国には、現役時代から頻繁に行ったらしい。
そして、やはりカジノがあるオーストラリア巡業では、借金しまくって資金を用意して臨んだが最初の都市で一千万の大負け。
それでも懲りずに次の都市で、弟弟子に50万を借りてカジノへ。

すると、それが奇跡の大勝ち。数千万になったらしい。

しかし、トータルすると約5億円は損してるらしい。

やっぱり何事もハドメは必要だし、ほどほどが大事だ。
自分が、そういうことに吸い込まれる弱い性格ということを遅まきながら遂に自覚した貴闘力さんは、手元に余分なお金を持たず、従業員の生活を支えている経営者としての責任感も感じて、雑念が湧かないように1日16時間、仕事に集中して打ち込んでいる毎日だと言うことで話を締め括っていました。