「歌声に乗った少年」は、パレスチナはガザ出身(生まれはパレスチナではなくリビアだそう。生まれて数年後にパレスチナに移住したとか)の歌手ムハンマド.アッサーフの少年時代から五年前の「アラブ.アイドル」(毎週金曜日と土曜日に放映されているレバノンの衛星放送のオーディション番組)の決勝戦で優勝する迄を描いた映画で、アラブ歌謡曲の数々が出て来ると聞き、何とか観たいと思っていたものの私の田舎の映画館では上映の見込みが全くありません。大体、私の田舎にアラブ歌謡曲に理解のある者は見当たりませんし。
清盛隊インストアライブと映画上映スケジュールが噛み合うのも不思議ですが、現場で二年前の大阪でのインディアン.フィルム.フェスティバル.ジャパンで出会った清盛隊ファンにして映画ファンの人物と再会したのは尚更です。彼女とは映画上映前後猛烈に話し込んでいました。
確かに映画の中でアラブ歌謡曲の数々が出て来ましたし、ガザの現状も理解出来る映画ですが、ベイルートの空港の場面が出た時は懐かしい気分でした。昔、シリアとヨルダンに行った際、アテネからダマスカスに向かうオリンピック航空機がこのベイルートの空港に給油で立ち寄ったものです。それに、「アラブ.アイドル」の存在を知る事が出来、映画をきっかけにアラブ歌謡曲への興味がますます沸いて来ましたから、本当に観に行って正解でした。
映画の後は、そのまま神戸で一泊して翌16日の明石での清盛隊インストアライブに行ければ良かったのですが、残念ながら16日は休日出勤で、15日の夜にフェリーに乗って16日早朝に職場に近い港に到着して、コンビニで朝食を買って職場に到着してすぐ朝食を済ませ、仕事を済ませると、昼食をしたり買い物をしたりしてから帰宅しました。
それでも、美術作品やアラブ歌謡曲だけが再会ではありません。更にこの後、嬉しい再会がありました。
それは…