シルクロード日帰り旅行? その6.25 | Mona Khalifaのブログ

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東京国立博物館本館7室は、ティントレットの伊東マンショの肖像画以外にも無視出来ない展示品があります。
まず最初に天正遣欧使節記。1585年3月1日にイタリアはリヴォルノに着いてからローマ滞在中の4月3日迄の約1ヶ月間のを速報した使節記です。
一行はイタリア各地で熱狂的に歓迎され、彼等に関する多くの書物がヨーロッパ中で刊行されたそうです。展示しているこの使節記は北イタリアのパドヴァ近郊のレッジオ村で出版されたものですが、それ等の祖本の一つですね。トスカーナ大公国でのメディチ家による歓待やヴァチカンでの教皇グレゴリウス13世との謁見や初めての日本人に対するイタリア人の驚きが生き生きと記載されているそうな。
ヨーロッパの印刷技術の高さを背景に、使節一行は印刷機を購入して日本に持ち帰り、「キリシタン版」と呼ばれる多くの活字本が発行されるきっかけになっています。
次に、三聖人像。と言っても、一つではなく二つです。どちらもロザリオを持つ聖母子が描かれた破風付きの古代風の建物の中に、聖ラウレンティウスが中央に、左に聖ドミニクスあるいはパドヴァの聖アントニウス、右にシエナの聖カタリナが描かれています。二つの三聖人像のうち左はヨーロッパで、右は日本で描かれたものですが、















この続きはまた明日。そろそろ夜が明けようとしていますので、今日はこの辺りで。