ようこそ。
昨日からの雨は止んだものの強い風が吹いています。所謂春一番らしいですが、今日はこのきつい風が全国的に吹いているようですので、外出の際はくれぐれもお気をつけて。
今日はバレンタインデーです。今日はチョコレートの売上が一気に伸びる日でもありますが、女性が男性にチョコレートを贈るのは日本だけと聞いた事があります。一体誰がこれを習慣にしたかはわかりませんが、最近は女性から男性に…のパターンは少ないようですね。ただ、バレンタインデーにチョコレートを贈る事を最初に提案したのは、ロシア革命直後に日本に亡命して1926年に神戸に父親と共にチョコレートやキャンディの店を始めたヴァレンチン・モロゾフだそうです。1936年に日本の英字新聞に広告を出したとか。昔からロシアでは、自分の誕生日以外に自分と同じ名前の聖者の日を「名の日」として祝う習慣があり、ヴァレンチンの場合は2月14日で、彼は創業当時からこの日になるとハート型の箱で飾ったチョコレートを店に出していたそうです。
モロゾフ…と言うからには、あの大阪の台所で必ず見掛けるガラスの器に入ったプリンの…と思ったら、それは違いますね。神戸モロゾフ製菓株式会社はその後に日本人の出資で設立された会社で、ヴァレンチンとその父フョードルは独立してヴァレンタイン洋菓子店を開いたのですが、戦災で店が焼けてしまい、戦後の1951年にコスモポリタン製菓と名前を変えて新たに出発しました。今も神戸の三宮にコスモポリタン製菓本店があるようです。今日は神戸の洋菓子店全てでもチョコレートの売上が伸びる事でしょう。
さて、ぼちぼち、昨年5月5日午後4時近くの忍城の博物館の入口前に戻りましょう。
忍城メンバーの話は止まりません。