何処かの隊の一部のファンのように団子になっていつ迄もぐだぐだ喋るのは野暮ですし、甲斐姫様も決して暇な訳ではありませんから、一通り話すと再び私は甲斐姫様に挨拶して後ろの面々に順番を譲り、また別の面々に会いに行く事にしました。
暫く行くと、
のぼうさんが。この人は勿論出立しませんが、私は遠方在住ですので、いつでも会いに行けませんからね。すぐに挨拶して花押をお願いしましたし、写真もです。和泉さんも甲斐姫様もしっかり写真をお願いしていたのは当然です。例え出立しなくてもそうしています。忍城に限らず、私が贔屓にしている隊は全てそうしていますからね、何処も近所ではないのでいつでも出立発生の危険がつきまとうだけに。
のぼうさんともほぼ世間話に近い話をしていましたが、その間に博物館入口付近が慌ただしくなって来ました。するとのぼうさん、
「向こうには行かないの？」
私は「勿論行きますよ。」と即答しました。
何故なら…
この続きは後程。そろそろ夜が明けようとしていますので、今日はこの辺りで。