慌ただしい二日間 その58 | Mona Khalifaのブログ

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リバーダンス20周年記念公演第二部が始まりました。
第一部では圧倒的な自然の力が満ち溢れるこの世界でアイルランドの人々がその力と関わり合い、その世界や彼等自身と折り合いをつけて行きましたが、第二部ではどうなるでしょうか?
第二部が始まって、暫くは舞台では穏やかで平和な時間が流れていましたが…


















































19世紀中頃の様子になると、飢餓や飢饉、あるいは野望のため、人々が故郷を離れ、大西洋を渡って新しい世界に旅立ち、それに連れて人々が離れ離れになって行きました。
不安もあれば期待もありで、新天地に到着しましたが、順風満帆とは決して言えない日々の中でも面白い出来事はあるもので、
黒人のお兄さん二人組とアイルランド移民のお兄さん四人組とが出会い、一方はタップダンス、もう一方はアイリッシュダンスをお互いに披露し、しまいにはコラボレーション迄していました。この競演は結構長く続きました。
かと思えば、東欧もしくはロシアを流浪する人々は、その土地の音楽や踊りに遭遇するし、また別の土地の大都会ではラテン音楽や踊りに遭遇していたりします。































ここで








































また舞台の様子が一変しました。
14年ぶりに新しい演目が加わったのです。
ジェイムズ・ジョイスの「フィネガンズ・ウェイク」(彼の最後の小説で、言葉遊びが多いと同時に内容が小難しいので有名らしい)が元ネタの、芯の強さと優しさが共存するアイルランド女性に捧げたナンバーAnna Liviaです。女性の踊り手達が力強くハードタップシューズを鳴り響かせてアイリッシュダンスを踊っていました。どうやら故郷に戻る予感がしています。
この後の場面で、ついに彼等は故郷に戻って来ました。ナンバーがHeartlandになれば、クライマックスです。
そしてフィナーレを迎え、第二部は終わり…




























な訳がありません。
大阪の観客は甘くないですから。
アンコールが散々発生し、踊り手達はその度例のクライマックス場面を踊っていたのでした。
もっとも、彼等はしっかり客席を盛り上げ、切りのいい所で第二部を終了させました。これでリバーダンス20周年記念公演は全て終了です。
フェスティバルホールを出、この日の宿に到着したのは、午後11時近くの事でした。宿の場所がわかり辛かったもので。
翌日4月29日になると…