私に順番が回って来た時は尚更でした。こうなると、最も話したい事のみ話すしかありません。そもそも私が知盛兄さんの所の列に並んだのは、どうしても知盛兄さんに言って置かなければならない事があったからです。
私は知盛兄さんに挨拶し、まずは例の絵日記絵葉書に花押と一言を入れて貰いました。
そして、私は知盛兄さんにこう伝えました。
「知盛兄さん、名古屋の信長様からの伝言があります。
名古屋に来い!
以上。」
対する知盛兄さんの反応は…
随分落ち着いた様子で、
「是非。」でした。
知盛兄さんへの信長様の伝言は、棟梁と宗盛兄さんと重衡兄やんへのそれと同じく、今年4月29日の名古屋で信長様から直接仰せつかったものです。
知盛兄さんの反応を確認し、私は知盛兄さんの写真を撮りました。

その直後…