ようこそ。
今日は昨日と打って変わって朝から晴れています。もっとも、昨日の雨のせいか、今朝は一段と涼しかったです。
先日は京都で時代祭があったとか。この時代祭は毎年催されていますが、平安時代から幕末迄の衣装を見られるのがいいですね。
昨日は毎度の忙しい中、先日の「知恵泉」の録画予約したものを視ていました。そう、西行特集です。
西行は確かに天皇家や摂関家や源氏や平家、仏教界に幅広い人脈を持っていましたが、所謂勝ち組ばかりを相手にしている訳では決してありませんでした。負け組の面々とも等しく付き合っていました。それがかえって信用に繋がったそうで、しまいには東大寺の大仏再建の寄付を募る勧進僧の役目を任されました。
東大寺と大仏は誰かさんの不注意で全焼した事は知っていますが、西行が勧進僧の役目を任された事迄は知りませんでしたね。彼が役目を任されたのは信用の事もありますが、彼が藤原秀衡の遠戚(この二人の先祖は、あの百足退治で有名な俵藤太こと藤原秀郷です。彼は実在の人物ですが、史実では別の功績を立てて、武士で最初に貴族の肩書きをぶら下げた人物でもあります。)と言うのが大きいようです。
肝心の大仏再建は完成間近迄行っていたそうですが、鍍金のための金が必要だったので、尚更彼が役目を任された訳です。ところが、藤原秀衡が治める奥州の金を持って来るには鎌倉の源頼朝の許可が必要にも拘わらず、秀衡と頼朝の間は緊張状態で、金の持ち込みが困難でした。そこで西行さん、偶然を装ったか何かで頼朝に近付き、彼の武芸好きに着目して見事説得に成功、許可を貰って金を持ち込み、大仏再建・完成に漕ぎ着けたそうな。
さて、ぼちぼち、今年6月28日昼のマスダヤに戻ります。
まだまだ話す事がありますからね。