私の勤務先では、
この時期に人事の面談が行われます。
各職員にそれぞれ上司(先輩)が割り当てられ、
1対1で面談をするのです。
私の業務の中では最もコーチングに近いものです。
私が実施した面談の対象者の1人は、
短時間勤務のワーキングマザーでした。
「現場責任者ができるかどうか、
人事担当者から聞かれたけれど、
時間の融通が利かないので、
前向きな返事ができなかった」
と、彼女は残念そうに話してくれました。
これから、こういうケースが増えてくるのでしょう。
私の職場の中では、彼女は先駆者です。
勤務時間が短いから無理ですね、
で終わらせるのではなく、
「どういう仕組みにすればできるのか」
「どんなサポートが必要なのか」
積極的に発信していきましょう、
と話し合いました。
前例のない何かを始めるとき、
できない理由を並べるのではなく、
少しでもできることを探したいものです。
そうすれば、
「自分もできる!」と後に続く人が現れ、
周りの認識も変わり、
環境が徐々に変わっていくのだと、
私は思っています。