まったく、いい時代だよ。

苦しみの認定基準がどんどん緩和されててさ。

私は自殺未遂するくらい苦しんで、15年以上苦しみ続けてきたけど、

私の苦しみは長いこと名前を付けてもらえなかった。

 

今の基準とかを当てはめるなら、

・非定型うつ病

・解離性人格障害

・むちゃ食い症候群

・虐待(毒親、機能不全家族)

・いじめ

・モラハラ

 

少なくともこれくらい、名前を付けられる苦しみは味わってきたさ。

 

でも、名前を付けてもらえなかったことによって、

私は「苦しんでいる」と認めてもらえなかったことによって、

私は自分の苦しみの原因は全て自分にあると思うしかなかったんだよ。

自分が苦しいのが全部自分のせいにされて、自分でもそれを信じ込んでるんだぜ?

わかるか?想像してみろよ。

 

よく死ななかったもんだよ。

 

メガネブタだのハム足だの言われても気に留めなかったけど、

私が「いじめられた!」って思えばいじめになるんでしょ?

今の基準なら。

 

教師たちはもっと酷かったね。

「お前とは仕事したくない」とか

「頭いいんだからわかるでしょ」とか、

階段踏み外して足ひねったから部活休むって言ったら

「わざとやったんじゃないだろうな」って言われたりさ。

あ、小2のときに、掃除が終わってぞうきん洗ってしぼってたら、

絞り方が甘いって怒鳴られて、男性教師に頭を殴られたこともあったわ。

 

傍観者も同罪なんでしょ?見ていながら、アドバイスくれた教師はいなかったよ。

 

でも、不思議なことに、私は友人関係には非常に恵まれている。

彼ら彼女らが居なかったら、とうの昔にこの世を去ってるね。

 

私を苦しませてきたのはほとんど大人たちだ。

奴らは私を完全に誤解している。

 

ああ、わかってるよ。過ぎた話だって。

でも、無意識に封じてきた「怒る機能」が覚醒したんでね、

すまないが怒らせてくれ。

そいつらを「反面教師」にして前向きに生きていくから。