お坊ちゃまを抱っこして、しみじみと眺める。
濃い茶色と白の混じった毛色だったのが
ずいぶん白い部分が増えてきたね。
茶色の部分もカフォオレ色に変わったね。
老いていく姿がさらにさらに
愛おしくなっていくとは想像もしてなかったよ。
お坊ちゃまがヨボヨボで
ボケボケしてた時の姿を見ていて、
両親のことをふと思い出したりしました。
父が、最後のガン手術から退院してきた日に
入浴の介助をしてあげたこと。
お風呂は気持ちがいいけど
身体がしんどいな、、、と言って
出た後に疲れた顔をしていたこと。
毎年帰国するごとに、母の認知症が進んでいて、
その姿に悲しさと戸惑いが先に立ち、
心から優しい態度で
接してあげれなかった時もあったなあ。
お坊ちゃまの姿の後ろに
昔のそんな光景が重なりました。