今日は書斎の棚の一部を整理整頓。
絵の練習のための画材やら何やらが
スッキリして取り出しやすくなりました。
私はミニマリストになりたいとは思わないけど、
できれば物も家具も少な目が理想です。
10年ほど前に実家を引き払った時に
とにかく物が多くて
遺品整理も片づけも大変だった経験から、
一定期間使ってないものは捨てるように
心がけています。
片付け中に手芸用の羽をかじって怒られるお坊ちゃま。
年を取るほどに人は物を捨てなくなります。
シニア世代になると
体力的に片づけるのが億劫になったり、
細かい事に気が回らなくなるのですよね。
特に日本の押し入れは奥行きが深いので、
その中に入ってるものを引っ張り出して
衣替えやら定期的な整理整頓をするのは、
お年寄りには非常に面倒だと思います。
でもね、手伝うから掃除しよう。
いらない物は捨てて断捨離しよう。
と子供が申し出ると、親世代はイヤがるのですよ。
それは、老いていくことへの漠然とした恐れや、
物を処分することでそれにまつわる
思い出までも消えてしまうような寂しさがあると、
お年寄りの心理を扱った本で読んだことがあります。
私も両親、特に父とは実家の掃除と片付けに
ついてよくバトルしましたね。
頂き物のお菓子の包装紙や箱、ひも、
宅配便のパッケージ、壊れた不用品などまでも
なかなか捨てようとしないので、
昭和ひとケタ世代の両親でしたから
もったいない精神が強いのもわかるけど
「物はあの世に持っていけないから!」
「それ、棺桶に入らないから!」と
父に向ってプリプリ怒ったことが何度もあったっけ。
そうやって非情な娘に怒られても
父が冬眠前のリスのようにせっせと
不用品を溜め込んでいたのも今や思い出話です。
でも、できれば怒りたくなんかなかったなあ。
物が多い→掃除が面倒になる→埃が積もる→
カビが生える→不衛生、ということもありますので、
シニア世代のご両親がいて
うちも実家がごちゃごちゃなんです~という方は、
ご両親が健康で元気なうちから
気分を損ねないようにうまくご機嫌を取りながら
少~しづつお片付けのお手伝いを
ぜひして差し上げてくださいませ。